全ての映像素材をフォルダ分けする作業が終わった。
シーンナンバーごとのフォルダを作成して、全て入れていく。
ああ、ここはこんなカットも抑えていたのかというシーンもあれば。
あれ?ここって、このワンカットだったんだ!というシーンもある。
基本的に2カメだったけれど、1カメのシーンもあった。
一応、NGカットもフォルダに入れておく。
本当は、NGはNGフォルダの方が良かったかもしれない。
ついでだから、持っているデモ音源も、HDDに移した。
テーマ曲などは、リハーサル用に渡されていたからだ。
まったく音量も、音質も違うけれど、やはり本物の音を当てるだけで、雰囲気が変わる。
デモだから、MP3だけど更に音が良くなると思うとぞくぞくする。
昼間、監督と連絡して、最初の編集の日の段取りを組む。
本当は監督の家でやるつもりだったけれど、別の場所も探しておく。
編集が終わるまでは、やっぱり何もできないぐらい時間が無くなりそうだ。
空いている時間は、編集したいような希望も届いた。
ほとんど毎日、監督と顔を合わせる方向になるのだろうか・・・。
まぁ、なるようになれだ。
たぶん、監督の指示があって、その場ですぐに出来る場合と持ち帰る場合があるだろう。
持ち帰って作業する時間がどれぐらいあるのかなぁというスケジュールになりそうではらはらする。
最初の編集日までに用意しなくちゃいけないものをピックアップしないとだ。
当然、バックアップをもう1~2個作りたいし、この外付HDDは持ち歩くのに適していない。
ヘッドホンはどうするか。編集効率を考えてジョグホイールなどは用意するべきか。
予算を考えて、検討しなくちゃいけない。
やることだらけだ。
次回公演も決まって、その準備も入ってくるのかなぁ。
最初は慣れない編集作業に四苦八苦するだろう。
シーケンサーは、触ったことがあるけれど、圧倒的にショートカットを知っているいないでスピードが変わる。
専門的な部分の知識があるかどうかで、まったく変わってくる。
もう、まったなしで、編集が近づいているけれど、悪あがきで勉強をしないといけない。
頭のシーンだけ、新規のシーケンサーを作成して配置する。
音のあるシーンだから、デモもタイミングを合わせて置いておく。
切ったり張ったりの作業は、監督と一緒にやるのだから、配置だけしておけばいい。
編集するときに、どんな素材があるのか、一目瞭然にしておく。
それを全シーンしておけば、きっと編集は早くなるけれど・・・。
そこまで、最初の編集日までに行くかな・・・?
まぁ、とは言え、最初の編集日でどのぐらいはかどるのかで、状況も変わるだろう。
おいらに出来る準備だけは、しておきたい。
面白いなぁと思うのは、こんなソフトになっても、結局はフィルムにはさみを入れて繋いでいたころと変わらないこと。
アプリケーションの勉強をすればするほど、なんだ、これって、フィルム時代のテクニックじゃないか・・・。
そんなことばっかりが出てくること。
これを全て、覚えるのは、もうほとんど映画学校に通うことと変わらないんじゃないだろうか?
さあ。
今宵も明日のために睡眠時間を確保しないとだ。
ギリギリまで進んで、ギリギリで休む。
まったく休まないでパンクしちゃったら、それはそれで駄目だからだ。
そういえば、朝、トオルさんから、恐ろしい連絡があったなぁ・・・。
今月中に粗編集って・・・うぅぅぅぅぅ
追加撮影の日程を考えても、色々厳しい。
よし、頑張らなくちゃだ。
あとは、自分の学習能力を信じるしかない。
監督のセンスは信じ切っているのだから。
エディターがやりながら、どんどん、スピードアップするしかないのだ。