2016年11月03日

366

この投稿は366回目になるはずだ。
昨年の11月4日付から始めたこのBLOG。
今、11月3日付で書き始めている。
オリンピックイヤーは、閏年だから、365日+1日。
なんとかかんとか、このBLOGを毎日更新で1年に達したことになる。

このBLOGを書き始めた時。
クラウドファンディングを知っているのは、おいらと監督ぐらいのものだった。
舞台版のセブンガールズを終え、次回舞台公演を決定する頃に、おいらが監督に提案した。
セブンガールズの映画化を提案してみないかと。
監督は、クラウドファンディングの達成は難しいと考えていた。
クラウドファンディング以外にも他の資金調達も含めて、考えるようにしていた。
けれど、やること自体は良いことなんじゃないかと言ってくれた。
その時に、おいらは、監督に一言だけ言った。
いいんですね?小野寺ってやつは、やると決めたら、ガーッ!ってどこまでもやっちゃいますよ?
そういうおいらを監督はとてもよく知っているから、一瞬不安な顔をした。

監督からのGOが出た瞬間から、どのぐらいの金額を集めるべきかとか、周囲に相談をした。
多くの方に意見を求めて、どんどん進んだ。
このBLOGを初めて、約1か月でクラウドファンディングの公開に辿り着いた。
その頃でもまだ、劇団員の多くは、小野寺が何か始めてるよ・・・ぐらいだったと思う。
映画にするといっても、デジタルカメラを使って自分たちで自主映画なんじゃないの?と思っていたメンバーもいる。
まさか、プロの撮影で、プロの照明で、プロの録音で、プロの美術で、配給制作まで連絡しているなんて思っていない。
今見ても、このBLOGを一度もSNSなどでシェアすらしていない劇団員すらいる。
クラウドファンディング期間に、その宣伝を一度もしていないメンバーさえいる。
つまり、ちょっとよくわからなかったのだ。

クラウドファンディングで集めるべき金額と。
実際に必要な金額とでは、大きな差があって、そこは自分たちで埋めるしかない。
それも、最初から想定していたことだ。
本気で映画を製作しようとすれば、うん千万という金額が必要になってくる。
それを可能にするのは、18年という歳月を重ねた劇団の持つポテンシャルだった。
そこまで計算しないと、映画化というのはとても不可能だったからだ。
いや、計算しても、そんなこと出来るだろうか?という意見が周囲に多かった。
でも出来るよって思っていた。
舞台の制作だって、人から見れば、信じられないようなことをやっているんだから。

まだひとりぼっちだった。

もう一度、このBLOGの最初の投稿に目を通す。


何一つ手にしておらず。
ひとりぼっちで。
決意をしている。
ここから始まって、仲間が増えていく。
そして、先週のようにプロのスタッフさんが合流していく。
まだ夢がはじまる前。
夢でさえなかったような日。
それが、たったの一年前だなんて、信じられるかい?

去年のおいらに言いたいよ。
目の前のたくさんの壁を想定して、実は怯えていたよね。
乗り越える覚悟だけ持って、どんなことがやってくるだろうって不安だったよね。
でも、お前は、全ての壁を乗り越えていくぜって。
クラウドファンディングの公開まで進み、達成を果たし、様々な予算削減を乗り越え、撮影まで行くんだぜって。
お前が妄想した、世界の片隅で名作を生むという動きは、たったの一年で、ここまで進んだぞって。

来年には、どうなっているだろうね?
きっと、来年の今を想定して進んでいるメンバーだってそんなにいないだろうな。
今は、映画を撮影したという余韻の中に皆がいる頃だ。

けれど、おいらは違う。
おいらが思い描いた夢は、ようやく折り返し地点に来たばかりだ。
前半に現れた壁よりも、より高い壁が待っている。
ここから先の夢は、きっと、監督やプロデューサーとおいらの中にあるものだ。
ここまで来たのだから、もう何も怖くない。

ちょっとだけ、よくやったねって褒めてあげたいけれど。
まだまだだ。
ここから、力強い一歩を踏み出せるのかどうか。

366回目で、1回目と同じことを、もう一度、書く。

「絶対に出来る。
 絶対に出来ると信じている。
 世界の片隅から名作が生まれる」
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posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 06:00| Comment(0) | 序章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする