2016年10月03日

集まっていく

頭のシーンからどんどん段取りが付いていく。
段取りがすべてつけば、あとは各々がどれだけ芝居を深めていくかだ。
オーディションで合格した3人の俳優が初めて参加。
自己紹介から始まって、色々と話をしていく。
同じ座組に立つのだから。
同じ作品に向かうのだから。

夜には、メイクさんが到着。
打ち合わせをする。
おいらが思いつく聞いておくべきことはすべて伝えたと思う。
あとは、もう、担当に任せるしかないだろうな。

映像の現場で。
映画で、ドラマで。
ヘアメイクで現在活躍している方はたくさんいる。
もちろん、そんなスタッフさんをお願いすることは不可能じゃない。
プロデューサーさんに相談すれば、当然、探してくださる。
でも、今回のメイクさんは、浅井ひろ美さんにお願いをした。

ひろ美さんにお願いするメリットは計り知れない。
劇団を古くから知ってくださっているお客様はご存知だと思う。
旗揚げ公演から、ホールクラスの劇場から撤退するまで。
ずっと、前方公演墳の公演には、ひろ美さんがいた。
トオルさんと、ひろ美さんは、まさにデビッド・宮原ファミリーだ。
なんせ、デビさんとは10代からの付き合いだからだ。
お互いの理解度は、おいらたちの想像を優に超えている。

今回のスケジュールで、この出演者数では、メイクを全員にしてもらうことは殆ど不可能だ。
やっていただくのは、やっぱり、チェックということになる。
そのチェックが、俳優たちにとっての最大の保険だ。
目に見える形でもあるけれど、目に見えない信頼が、大きな大きな力になる。
少なくても、セブンガールズの舞台をこれほど観ているメイクさんは、どこにもいない。

打ち合わせでも、質問を重ねるほど、色々なアイデアや、色々なアイテムについて教えてくれた。
そこをメイクするなら、こうしておいたほうがいい。
メイクチェンジが撮影内で想定されるなら、こうしたほうがいいんじゃないか。
この時代感を出すなら、この髪型はないんじゃないか。
そこで、着るなら、うちにこんなのがあるけど。

昨日、縁について書いたけれど。
縁というなら、これほど、縁のあるスタッフさんは他にいないのだ。
出演する俳優たちのことも、深い理解をしてくれている。
新しく芝居を交わすメンバーが合流して。
新しく作品を作り上げる援軍がやってきた。

くたくたになって、帰宅していたのに、自然と目が閉じていた。
見れば、また一つ、大きな大きな連絡が来ている。

急速に撮影に向かって、動き出している。

おいらたちだけでなんか、何にもできないんだよ。
本当に、たくさんの、目に見える力と、目に見えない思いが。
この作品に集結し始めているんだ。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 02:48| Comment(0) | 映画製作への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする