2016年09月20日

最終稿があがる。

意外に誰もBLOGに書いていなかったけれど。
最終的なシナリオが校了した。
シーン番号など、修正をしなくてはいけない部分だけ直せば、これが最終稿になる筈だ。
なるべく早い段階で、スタッフさんなどにも送らなくてはいけないし、再度シナリオ解析もしなくちゃいけない。
やることがたくさんある中で、いよいよ具体的に見えてきたって事だ。
シーンごとに必要な物、その場所がどこなのか、小道具、衣装、ありとあらゆる解析だ。

正直に言えば、おいら一人でなんかとても出来ない。
出来るわけがない。
だから、頼れるだけ、仲間に頼ろうと思っている。
寄りかかれるだけ寄りかかろうと思っている。
ロケ地の問題も含めて、おいらはおいらのやれるだけのことをやるけれど。
同時に皆に、仲間にお願いして、頼って、寄りかかろうと思っている。

いつだったか。
ある時期おいらは、無頼になりたいと思っていた。
無頼漢に憧れていた。
誰かに頼らなくても、自分でなんだってやってやると思っていた。
まぁ、そのぐらいの覚悟で役者をやっていた。
多分、男の子はそういう時期があった方が良いじゃないのって今でも思っているけれどね。
自分が実際にどこまで出来るのか、やれるだけやってみないと、本当の限界なんかわからないし。
その限界を超えることだって本当は出来るかもしれないのだから。

そこから、少しだけ大人になったというか。少しだけ余裕が出来た。
やれるまで自分を追い込んでいくうちに、すっと軽くなった。
そうなってからは、人に頼ることが出来るようになったんだな。
任せるねって言えるようになった。
ただ任せることはできるんだけど。
大変さもわかっちゃうと、今度は気軽に頼んだら悪いなって思うようになった。
任せちゃ悪いかなぁって思って、頼めないこともたくさんあったりする。
実際に大変な事はたくさんあるし、やらなきゃやらないで済むことも多いからさ。

それでも、頼むときは、誰かできますか?って聞きます。
あははは。
必ず、誰かは手を挙げてくれると思っているし・・・。
或いは、ねぇ、任せちゃっていいかなぁ・・・って頼みます。

でもねでもね。
これは本当に。
絶対に俳優としては、プラスだなって思ってることをお願いしているのですよ。
それをお願いして大変だろうなぁって思いながら。
それをやることが、俳優としてはプラスのはずだよってことしかお願いしてないんです。
その・・・例えば、誰かに頭を下げることが必要な内容とかは、絶対にお願いしないからさ。
作品世界に踏み込めるようなこととか、普通の俳優が経験出来ない事とかさ。
そういうことが出来る部分だけね。
任せちゃっていい?ってお願いするようにしてる。

オーディションのスタッフもさ。
多分、すごい経験をしたと思っている。
自分がオーディションを受ける時に、プラスになる筈だって。
お手伝いさせちゃって悪いかもなと思ったけどさ。
なんとか、自分の中でプラスにしていてくれたらと思っています。

おいらがやれば1日で済むようなことを人にお願いして、何日もかかっていたりすることもあるの。
まぁ、得手不得手はあるからさ。
そういうのとか、もう、全部、おいらがやるよ!ってなりがちだから。
でも、そこで、ちょっと一歩立ち止まる。
仲間がいることが最大の武器なんだ。
そして、おいらが思っていたのとは違うようなモノが飛び出たら全部プラスになるんだって事。
この企画はおいらのものじゃない。
皆の物で、皆の思い入れが集まれば集まるほど、作品が良くなるんだって事。
そういうことを、もう一度考えるようにしている。
今のロケ地を観に行くのを一人じゃなくて誘ったのも、やっぱりそういう方が良いって思ったからなんだ。

本当にね。
いつのことやらってまだまだ向こうにあるけれど。
この映画が出来上がってさ。
海外に持っていったり、試写会をしたり。
色々な事をしてさ。
それで、どこかで公開する日がやってきた時に。
色々な事があったなぁって思うんだろうなぁ。

それを仲間と共有したい。
だから、一人では走らないよ。
歩幅なんか合わなくたっていいんだ。
皆で走るんだ。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 01:58| Comment(0) | 映画製作への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする