2016年09月10日

BINGO

ロケ地探し。劇団員からの情報も一時止まる。
皆、苦戦しているかな・・・。
実際に、良さそうでも、条件であったり、現状であったり、難しい所も多いと思う。
明日、あさってに情報がまた来るんだろうなぁと思う。

かと言って、それを待っているわけにはいかない。
おいらには責任があるのだ。
この企画を立ち上げたのもおいらだ。
そして、たくさんの方々のご厚意に応えなければいけない。
この企画の趣旨に同意してくださったスタッフさんにも応えなければいけない。
探してくれている仲間たちにも希望の光だけでも照らさなければいけない。
そんなに背負うなと、自分以外の誰かだったら絶対に言うけどさ。
でも、おいらに限ってはそれは別。
背負うべきだし、背負うだけの器量があるだろう?と自分に言い聞かせる。

何件かの空き家を見つけては、管理している不動産を見つけては問い合わせ続ける。
つれない返事もあれば、電話がつながらない場合も多い。
そんな中、今日、あのアトリエとそっくりな建物をみつけて、目処を立てて、電話をしてみた。
そこの管理をしているかもどうかもわからないまま、一か八かだ。

BINGO

明日、早速、アポイントを午前中にとれた。
時間があれば内見も出来るはずだ。
ほぼ廃墟で、トラックや建築資材の置き場にしか使えないような物件。
今は、どんどん整地されて、住宅地になっている。
街中なら買い手はいるし、郊外でも自然が好きな人がいる。
個人の住宅として販売できなくても、業者の資材置き場を探している法人はある。
だから、自然保護区であったり、なんらかの建て替えが難しい地区に絞るしかなかった。
そういう場所なら、確実に残っているはずだと目星を付けておいたのだ。
山間なのに工場を建てられないとか、道が整備されていない所は都内にもわずかながら残っている。
地区を絞って、その街をしらみつぶしに、確認していった。
そして、ようやく、あのアトリエと変わらないような場所を見つけた。
ダメもとで、その近くの施設を管理している業者が分かったから電話したら、そこも管理していた。

アポを取れるかは、また別の問題なのだけれど。
思いが通じたのか、なんとか会えることになった。
明日は午前中から、自転車で遠征だで。
誰か、車で来てくれたらいいのにとかも思わない。
当たり前の事だ。

そもそも不可能に思えることっていうのは山ほどある。
でも、そこで、そんなの無理だよと口にしてしまった瞬間に、全てが終わる。
絶対にどこかに同じような物件があるはずだ、絶対に探せば見つかるはずだ。
そう思い続けるかどうかっていうのは、ある種の才能だと思う。
少なくても、おいらは、こんなの不可能だよと、一体、いくつのことを諦めてきただろう?
例えば、小学校低学年の時に、待ち伏せしている上級生をやっつけるなんて本気で思ったけど。
どっかで、心が折れちゃったはずだ。
そういうことを繰り返してきたんだよ。子供の頃からずっと。
どこかで、無意識にそんなの無理だよって思っている事ってたくさんあるんじゃないかなぁ?
でも、生きている中で、ここだけは、諦めちゃいけないんだって場面や、責任がある。
今は、そういう場面だって事だ。

応援してくださる人がいるのだから、この劇団が大きくなることは絶対に諦めちゃいけないし。
今日まで一緒にやってきた仲間がいるのだから、この劇団から、誰かが世に出なくちゃいけないし。
支援してくださった皆様がいるのだから、この映画は成功させなくちゃいけないんだ。
そこに、諦めるとか、断念するという要素はヒトカケラもあっちゃいけない。

このアポは、実は、おいらは大きな希望だと確信している。
なぜなら、今回は、実際にそこを借りている人ではなくて。
誰も借り手がいなくて、放っておかれているような、資材置き場にしか使えない物件を管理している法人だからだ。
どういうことなのかといえば、恐らく、そこはいくつかの物件を管理している筈で、そこだけではないはずなのだ。
そういう話なら、ここの方が良いかもしれませんよ。そういう物件が出てくる可能性もあるという事だ。
もちろん、管理だけだから、地主さんやオーナーさんがなんて言うかは別問題だ。
実際に持っている物件もあるだろうけれど、預かっている物件もあるはずだから。
そこの看板には、資材置き場トラック置き場の物件ありますと書いてある。
つまりは、そういう場所専門で、かつ、そういう建物が残っている土地に根差した不動産屋さんなのだ。
今まで、当たっていた個人相手とは恐らく違う。街中の不動産屋さんとも違う。
多分、もっと具体的だし、成否がはっきりしている。

多分、明日、何人かが色々巡ることになると思う。
その中の一つに過ぎないけれど。
ここも含めて、どこかで見つかればなぁと思っている。
誰が見つけたっていいのだ。
自分の足で歩くのなんか、誰だって当たり前の事だ。

特においらは、杉本さんが最初に起こしてくれたあの図面をどうしても再現したい。
あんなに素晴らしいセットで、この規模の映画を撮影できることなんて、本来ありえないのだから。
それをやれるチャンスがあるならどうしても生かしたいのだ。
だからこそ、皆の情報も楽しみで仕方がない。

朝が来たら。
最低10か所は目星を付けた建物を巡る。

全てダメかもしれないけれど。
絶対に、皆で動けば、見つかるよ。
少なくても、おいらの動物的な勘が、アシタ、何かが見つかるような気がすると言っている。

明後日、小道具用の写真撮影なのに。
真っ黒に日焼けしてしまったらどうしようか。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 04:09| Comment(0) | 映画製作への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする