2016年09月30日

ロケ地に赴く

ロケ地に赴く。
美術さん側スタッフさんと待ち合わせて、車で移動。
すでに監督は到着していて、先方様も到着していた。
敷地内のどこを使用するのか、どこにどんなものを置くのか。
説明をしていく。

監督は、早めに到着したらすでに不動産屋さんがいらっしゃっていたらしく。
おいらが到着する前に、敷地のほとんどを目にしていた。
貸主でいらっしゃる担当さんはそのあとに来ていたらしく、その辺がわからないままの説明になってしまった。
もう、挨拶をしていたと思っていたら、最後に挨拶していて、驚いた。

美術さんにも、一つ一つ確認していく。
このスペースの広さでどうなるか。
ここにも設置できるがどうするか。
ここからのアングルで、見切れはどうか。
iPadで撮影をしながら、一つ一つ出来ることを確認していく。
頭の中でセットが建っていく。

敷地内は広く、その全てを使用するわけではない。
実際にスタッフさんが常駐する基地的な場所や、撮影場所。
一か所だけ、ここでの撮影があるというような場所。
ここからの撮影をうまく使いたいという場所。
置いたまま、廃棄せずになっている道具で使用したいもの。
一つずつ、確認してから、実際のカギの運用まで確認して移動する。

移動先で、まずは美術の打ち合わせ。
シナリオ内で登場する全てのシーンをどこで撮影のか確認していく。
どんな美術が必要なのか、イメージの再度の確認。
監督からの希望も含めて詰めていく。
終盤には、スケジュールの確認もする。

美術スタッフさんは同席してもらった中野に車で送ってもらって、次に衣装の打ち合わせ。
想像したよりも時間がかかる。
なんせ、すべてのシーンで、ここはこの衣装。あ、やっぱここと繋がるか?など出てくる。
矛盾がないかも確認するし、実際の撮影順も決まってないとはいえ想像する。
決めてはページを戻し、一つ一つ確認する。
撮影効率というものがある。
次のシーンでメイクなおして、髪の毛を直して、とやっていたら、撮影が進まない。
その段取りに無理が出ないようにするにはという視点もある。

全てがまとまってから、今度は着替える。
移動して、小道具になる写真の撮影。
劇中に登場する小道具は、時代感などを決定するものになってくる。
例えば写真なら、衣装を着てその時代に見える場所で撮影が必要になる。
それも、雨だったら無理だと思っていたのだけれど。
気づけば、天気予報は外れたようで、太陽光まで。
フリースペースで、時代感のある木造建築までの移動で写真を撮影。
撮影した写真を後で白黒にすることもできるけれど、あえて、白黒モードで確認しながら撮影する。
出来上がった写真は、驚くほど時代感がある写真だった。
実際に撮影するのも監督だった。

そこでようやく解散の目途が立って、車で移動した。
おいらの家のそばのコンビニエンスストアの外の喫煙所に監督と二人。
さっきまで、あのロケ地にいたのが信じられないぐらい、そこは現代的なスペースだった。
あそこが見つかって、借りれたっていうのは、やっぱ奇跡だよな。
監督が、そんなことを言った。

気づけばもう、夕方前だった。
ずっと、バタバタしていて、時間の観念がすっ飛んでいた。
帰宅すると、どっと汗が出てきた。
頭も体も疲れていた。

写真を確認した。

さて。
その次だ。
まずは、何をすればいいのだろう?


posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 03:00| Comment(0) | 映画製作への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月29日

彼の地へ

さて、明日はロケーションハンティングをする。
前回、下見の時もそうだったし、前のロケ地候補地に監督と行くときもそうだったけれど。
事前の天気予報が雨。
でも、実際に現場に到着すると、雨が止んだんだよなぁ。
明日も、刻一刻と天気予報が変わっているけれど、雨が止むといいなぁ。

終わってからの打ち合わせに必要であろう物を準備する。
それと、小道具用の写真撮影も同時にできたらなぁと思っているからその準備も。
もちろん、それがどうなるかもまだまだわからないけれど。

明日は実際にロケ地をお借りする際にお願いをした担当者様もいらっしゃる。
どこでどんな撮影をするのか。どこに何を設置するのか。
説明できる範囲で説明もしていかなくちゃいけない。
そのあと、誓約書をお渡しするという段取りになる。
終わったら、移動して、打ち合わせになるだろう。

監督も、現場を初めて肉眼で確認することになる。
それまでは、写真や映像でしか確認できていなかった。
厳しいかなと思っていた美術スタッフさんの参加もなんとかうまくいった。
来てくだされば、スペース的なことも一気に解決していくだろう。
美術スタッフさんや監督のイメージが実際に現場を見て、ものすごい進むだろうと思う。

色々な意味で明日は、今日までのおいらの動きの終着点のような位置になる。
役者も複数人、来れるようにお願いしてある。
目が多いほうが、様々なことに気づくだろうという願いからだ。

今まで舞台の制作の時は、まず劇場を抑えることからだった。
劇場によっては2年前、1年前じゃないと、抑えることができないからだ。
抑えた後に、この劇場でやるならと作品について考えることもある。
事前にもちろん、こんな作品をやりたいと申請するけれど、劇場で変わったりもする。
でも、映像制作は、撮影場所などが、何を撮影するか決まらない限り決められない。
いつもと順番がテレコだ。
どうしても、場所に決定が出ないと落ち着かない自分がいる。

前のロケ候補地で、危惧されていた問題点の全てが解決するような理想的な現場。

もう一度あの地に、おいらは行く。
何かが生み出される土地だと、監督が直感を持てば、最高だなぁ。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 02:07| Comment(0) | 映画製作への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月28日

過程は結果ではない

昨日の香盤表の手直しと、木曜までに必要な書類作成。
その合間にできる連絡をする。
やっぱり、作業は続く。
やれるだけ、やるしかないもんな。

でもさ。
その・・・頑張っていること。努力を続けること。
その姿勢であるとか、あるいは誠意であるとか。
そういう部分をとてもたくさんの方から評価していただいているんだけれど・・・。
だから、こんなことを言ってしまうのは大変申し訳ないなぁとも思うのだけれど。
この、頑張ってることとか努力とかを評価されたいとは思っていないんだ。
やっぱり、頑張ることが評価されちゃったらダメなんだよなって思う。

おいらが、欲しいのは結果だ。

結果なんて、じゃあ、なんなんだよ。って言われるかもしれないけれど。
それは、きっと、誰かの心が動くような作品になることが第一歩で。
その動いた心が、何かにつながっていくこと。
地球の裏側にまで広がっていくこと。
そういうことが結果なんだって思っている。

もちろん、アングルっていうのはある。
小劇場の劇団が、長編映画に挑戦するというアングル。
この中にはやっぱり、「必死に・・・」的なニュアンスが入ってくる。
そして、実際に上映したりどこかに映画を持っていくときにはこのアングルが必要になると思う。
どんな作品にも、誰かが見たくなるような、キャッチな部分は必要だからさ。
だから、そのアングルがただの売り文句じゃなくて、本当に必死に頑張ったんじゃないととても厭だっていうのもある。
あるんだけれど、それは、やっぱり見てみようという第一歩のためのキャッチでしかない。
映画を見た後の、その人の心に「頑張ったね」なんてものがあったら逆にダメなんだと思う。

しょうがない。
なんせ、才能がないのだ。

もし、努力しないでも評価されるような人を天才だというのなら、おいらは才能なんかないのだ。
だから、やれるだけやるし、やっても結果が出ないことなんか何度も何度もあった。
人事を尽くして天命を待つじゃないけれど。
だとすれば、やれることを必死でやって、頑張って、努力することなんて当たり前のことだ。
当たり前のことを当たり前にやろうぜって話なんだと思う。

もちろん、今、努力していることに、共感してくださったり、応援してくださったり。
その全ては、実際に嬉しいことだったりするんだけれどもね。
でも、単純に、自分がそれで満足しちゃったり、勘違いしちゃったりしたくない。
今、評価されている部分は、作品とは1mmも関係がないことなんだぞって自分に言いたい。
やればできると信じて、とにかく、やっているんだけれど。
今、進むことは、その先にある結果への過程なんだって、自分に言い聞かせるしかないのだ。

そうじゃないとさ。
あんなに頑張ったのに・・・なんて馬鹿な言葉を口にしかねないだろう?
汗をかけば、どこか満足感は得られるんだよ。
でも、そんな満足感はうそっぱちでさ。
頑張ってる自分に酔っているだけだろって思う。
あくまでも、目標に向かって進んでいる過程だってことを忘れちゃいけない。

そして、その努力のすべてを、自分にとって得だって考えている。
誰も知らない過程や、簡単には経験できないことをどんどんしている。
その全てが、どこかで血となって骨となる。

ま、それよりも何よりもさ。
一番嫌いなのは、後から、やっておけばよかったって後悔することなんだよ。
そんなの最悪じゃないか。
最初に気づけよ、お前!って後から思うようなこと、今まで何度もあったもんな。

そういう意味でね。

おいらは、頑張るよ。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 02:53| Comment(0) | 映画製作への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする