71年前の今日。
８月６日の朝８時15分。
人類史上初めて、核爆弾が落とされた。
71年後の今日。
「平和の祭典」の開会式が開催される。
４年後には東京で開催される祭典さ。
テレビでは、知識人たちが改憲について口角泡を飛ばしているよ。
４年後までに、日本は、日本人は、どのように平和の祭典を運営するのか。
ちゃんと考えなくちゃいけないね。
それは多分、五輪実行委員会とかのレベルじゃなくて、民間レベルや企業レベルでも。
もちろん、五輪景気に乗っかりたいし、経済活動にも目を向けていくのだろうけれど。
同時に、この国で平和の祭典をやって、他国の多くの人を招くのだから。
平和の素晴らしさを、この国でしか出来ない形で、民間レベルでも示せたらいいなぁ。
おいらは、演劇でも映画でも、字幕が入るといいなぁと思っている。
海外から多くの人が来るのだから、その人たちが楽しめる体制を取れたらいいなぁ。
その時、この国をもっと知って頂けたり、この国の文化を知って頂けたり、この国が敗戦で学んだ平和を知ってほしい。
豊饒な文化に触れてほしい。
競技場の利権に群がる妖怪どもは、そんな国民を挙げての平和の祭典に少しだけでいいから助成を回しておくれよ。
意外にいるよ。たくさん文化を支えている人が。
本当にね。
居酒屋で、時々、夢のようなことを口にするおいらなんだけどさ。
東京五輪の年に「かぶく者」の実写映画化をして、字幕つけて、上映出来たらすごいのになぁなんて言ってさ。
その場にいたメンバーに呆れられちゃったけれど。
もう、劇団員なんか出なくていいから、松竹や歌舞伎界や講談社や広告代理店で企画して欲しいなぁ。
セブンガールズが、その先鞭になれると、どんどん先まで広がっていくなぁって。
どういう規模の話してるんだよって笑われたけど。
馬鹿なのかな。
それがどんな規模であれ。
今を生きていて、なんらかの作品に関わっていて。
少し先の未来に、祭典が待っていて。
ああ、何かをしなくちゃいけないよなぁって思います。
おいらごとき、一個人ですが。
今日という日に、開会式を迎えることに、何かを思うのです。
アメリカの大統領が初めて、広島を訪問した年でもあります。
素晴らしいな。
スポーツの祭典は。
遥か古代ギリシャから続く祭典。
様々な物語を内包して。
争っているのに、平和を謳ってる。
夢の溢れる国。
誰もが夢を持つことを、諦めないですむ国。
豊饒な文化を、民間が醸成する国。
そんな姿を。
４年後に届けられたらいいな。
世界の人々に。
71年前に亡くなった人々に。
