稽古だった。
今日は稽古場で色々なディスカッションも生まれたと思う。
どこかのシーンをやれば、この場合はどうするんですか?という質問も飛んだ。
良い傾向にあると思った。
けれど、今日は7月最後の稽古。
来週からは8月だから、演出を開始しなくてはいけない時期に入りつつある。
稽古の日程でシーン数を割っても、一回の稽古でつけなくてはいけない演出シーンの数が増えてきた。
今日までの稽古でどれだけの引き出しを作れたのか。
それで、色々な事が決まっていくと思う。
今の時点で、一週の稽古で20シーンは演出を固めないとだ。
だから、おいらとしては、そういうつもりで稽古をしていた。
来週には動きが出る。
もちろん、実際のセットのイメージなどがないと付けられない演出もある。
今、演出できるシーンはそこまで多くはない。
だから、その前にクリアできることを少しでもクリアしていかないと。
一歩間違えると一週で40シーン演出なんて状況になる前に。
やれることをやれるうちにやっていくしかない。
まぁ、芝居は今までだってやってきたことだし、それぞれが作り込んで来れば早い。
色々な問題が重なるし、まだまだ変更もあるかもしれないけれど、全ては同時進行でいかないとだ。
明けて今日、ロケハンに向かう。
そこで、どんな話になるかだ。
今の候補地ではダメだとなれば、新しい場所を探したり、方法を探さなくてはいけない。
シナリオもまた大きく変化するならその部分の稽古は難しくもなる。
イメージがどうつくのかで、色々と変わってくる。
美術監督の杉本さんもだけど、監督も初めて足を踏み入れる。
どんな結果が出るのか、今から、実はドキドキしている。
まぁ、やるしかない。結局。
行ってみて、それから、道が見えれば、どうなろうと構わんさ。
おいらは、ただ前に進むだけなんだから。
さて。
まずは、稽古で見つけた自分の芝居の課題を振り返ろう。
自分の芝居を考えて。
それからだ。
そして、寝て、起きれば、あの場にもう一度向かう事になる。
また一つ何かが具体的になる。