2016年07月02日

髪を切る

余りにも暑い日が続き、髪を切った。

おいらは、あまり髪を切らない。
突然、時代劇になったりして困った経験があるからだ。
切っちゃった後に作品が決まって、ほとほと、悩んだことがある。
その時は、もう養毛剤と、養毛シャンプーを毎日使って、頭皮に刺激を与えて。
たんぱく質を豊富に摂取して、少しでも早く伸びるように頑張った。
本当に希望するぐらいまで伸びた時は、ちょっと驚いた。

だから、自分の役が確定したりするまでは、中々、切らない。
とは言え、この暑さ。
撮影も決まっていること。
役もほぼ確定に近いこと。
色々考えて、一応、監督にも切りますよ、もうと伝え。
やっとこ、切った。

当たり前の事だけど、終戦直後の頃、男はほぼ短髪だった。
軍人であれば、部隊章が上であるほど短くしていた。
国家総動員法の頃には、国内でもほぼ短髪だった。
敗戦後も、シラミが湧いたりするから、基本的に短髪。
まぁ、そもそも長髪というのが珍しかったうえに、そういう理由もあった。

だから、当時の写真を見ると、ほぼみんな短髪で、坊主頭も珍しくはない。
ファッション感覚なんてものは、物がなかったら、ないだろうけど。
衣装を思い浮かべて、セットを思い浮かべて、芝居をして、映像を観る。
その時に、なんか、髪の毛があると違和感があった。
なるべく前髪が落ちてこないようにしてやっていたけれど。

子供の頃、坊主頭で元軍人のおじいちゃんに会いに行ったら。
おじいちゃんは、なんだか、いつも褒めてくれた。
子供は坊主頭の方が良いといつも言ってた。
未だによくわからないけれど、最近は坊主頭の坊主も減ったね。
坊主らしい坊主。
子供の世界でも、おしゃれじゃないと、色々言われちゃったりするのかな。

本番前に、まだ髪を切ることになるだろうけれど。
少しだけ、役に近づいたような気分だ。
そういえば、監督は、斬ったついでに、○○行って来れば!なんて言ってたけれど。
おいら一人の都合ではなんともならないだろうしな。

少しだけ見た目が、当時の人に近づいたよ。
それだけで、なんというか、ノリが変わってくる。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 23:40| Comment(0) | 映画製作への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする