早速、選挙カーが走ってた。
選挙シーズンの到来だ。
選挙カーなんて、騒音で実はプラスよりマイナス効果の方が高いという話も聞いたのだけど。
今でもあるんだなぁ。
インターネットはとても便利だ。
知りたい情報をすぐに引き出すことが出来る。
最近は、おいらも、あれ?あの映画に出てた人誰だっけ?
名前出てこない・・・。なんてことがあるんだけど。
スマホで映画のタイトルを入れたら一発で出てくる。
自分が忘れやすくなっているのか、脳味噌以外のデータベースを持ったことで覚えようとしていないのか。
そのどちらかなのかもわからないのだけれど、便利なことは間違いがない。
インターネットの時代だからこそ、この映画化計画も成立した。
クラウドファンディングでは計画的にSNSの運用をした。
Twitter、BLOG、Facebook、Youtube。
出来る勉強を全て勉強して、必要な事とタイミングを決めて、告知展開した。
これがなければ、恐らく達成は難しかったし、今はないのだ。
恐らく、映画完成後も、より細かくSNSの運用が必要になる。
面白い作品を創るのだから、たくさんの人に知ってもらえるように考えなくちゃいけない。
けれど、インターネットには、負の面もある。
匿名性をよく負の面だと言われるけれど、もちろん、それもそうなのだけれど。
おいらが一番、インターネットで良くないよなと思っているのが先鋭化だ。
例えば、右翼の人は、右翼側の記事ばかり検索できる。
例えば、左翼の人は、左翼側の記事ばかり検索できる。
反対側の人が見たら、とてもじゃないけれど、信じられないようなトンデモな記事でも信じる。
自分の指向する方向の記事ばかり読むのだからそうなる。
両方の記事をバランスよく読んで、両方のダメなところを冷静に読むことも出来るけれど。
なんだったら、その人のSNSを見れば、思想の指向がすぐにわかる。
Twitterで、誰をフォローしているのかの一覧を見れば明らかになる。
その人は、偏った思考側のTweetだけを毎日読んでいるという事がすぐにわかるのだ。
結果的に、思想は先鋭化していく。
その代表例がISISだと思っている。
イスラム教徒の殆どが善良な人たちだけれど。
その中の一部の過激な思想を持った人が、原理主義に触れていく。
自然と、自分でもわからないうちに、今、戦わなければならないという考えに走ってしまう。
これは、大きな枠で、洗脳なんじゃないか?って恐ろしくなる。
自分で選んで、情報を獲得しているのに、知らないうちに選ぶ能力が薄くなっていく。
そして、気付けば、ネット上の情報こそ正しいという考え方になってしまう。
おいらたちの世代はそれでも、まだ、だまされないぜっていう思いがある。
少なくても「洗脳」の恐ろしさは、オウム真理教だとか、様々なニュースで知っている。
だから、それほど釣られることはない。
情報のソースも書いてあるけれど、よくよく調べるとそのソースがインチキなんていう記事が溢れている。
しかも、そういう記事に限って、「南京大虐殺の真実」とか「福島原発の真実」とか。
安易に「真実」という言葉を使って、クリックさせるように書いている。
おいらなんかは、もう、「○○の真実」と書かれている時点で、真実ではないと思っているけれど。
何が真実なもんか。
クリックさせたいだけの、うわっつらの文章ばかり書きやがって。
セブンガールズという作品には、社会的な意味も多く含まれていると思う。
一歩間違えれば、映画の評判とそういうインターネットの流れと、重なる可能性がある。
もちろん、話題になる方が良いけれど、余り先鋭化していく方向とは違う形で広がって欲しいなぁと思っている。
映画に対する批判があれば、その批判も先鋭化していくだろうし。
映画に対する好意の声が上がれば、その声も先鋭化していく。
インターネット以前と、インターネット以降では、反応の仕方が変わっているはずだ。
選挙カーが走っていた。
ワンワンと、声がこだましていた。
良く聞こえなかったけれど、立候補者の政策ではなく、誰かの批判をしていたようだ。
その人が何党で、何という政治家かもよく聞こえないのにそれだけはわかった。
なんて、非建設的なんだろう。
このままでは日本は・・・という脅しはもう飽きたよ。
これからの日本は・・・という希望を聞かせてくれよ。
まぁ、うるさいし。
何かを批判することで自分を立てるようなことは、絶対にしないようにしようと思う。
この作品の素晴らしさだけを淡々と広げていこう。
そうつくづく思った。
希望を伝えていこう。
そうつくづく思った。
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