2016年06月22日

面白いドラマ

今季のドラマが大体終わった。
最近、Yahoo!ニュースを見ると、ドラマの視聴率ばかりが話題になっている。
NHK朝の連続ドラマまで、視聴率が毎週ニュースになっているものなあ。
今、HDDにも録画できるでしょ。
ドラマは見逃しちゃうと、話が分からなくなるから観ると決めたら録画するようにしてる。
むかしのVHSの録画予約とは違って、リモコンで一発だもん。毎週予約まで。
ドラマの視聴率が低いっていうのは、その辺も関係あるんじゃないかと思うよ。
録画したのを見たり、あとからスマホで観たり、そういう人も今は多いと思う。
シンプルにDVDの売り上げなんかはどうなんだろう?
そんなに見てない人が少なくなっているように感じないんだよな。

もちろん、それでも視聴率は大事だ。
TVCMが流れて、その広告費用がテレビ番組の制作費になるんだから。
どれだけの影響力がその番組にあるのかは、直接、売り上げに直結する。
テレビ局だって営利団体なのだから、当然、数字というのは大きな大きな指標だ。
・・・というよりも、数字以外に、影響力を示せる方法なんかそうそうない。
最近なら、Twitterのフォロワー数なんかで影響力がわかったりするのかな?
一時期、一話完結の刑事モノばかりになったのも、その辺が理由だと思う。
月9を始めとする、恋愛ものの連続物となると、苦戦するのは当たり前だと思うんだけどな。
でも、影響力は今もはっきりとある。

資本主義社会なのだから、映画製作もテレビ制作も当然その中に組み込まれている。
コンビニに行くと「映画化決定!」と帯のついた漫画が並んでいたりする。
原作ものの映画がどんどん増えているのも納得がいく。
要するに、経済活動に直結してるんだから。
映画化したことで生まれる利潤の大きさが凄いのだと思う。
特に漫画は、映画スタートで、コミックを買ってくれる人がいれば、一冊じゃなくて、全巻になる。
映画化しただけで十数冊の本が、セットで何部も発行されちゃうんだから。
映画会社だって、人材を余らせるわけにはいかない。
毎年、数本の映画製作をして、人材も機材も回転させないと企業として死に体になってしまう。
そうなれば、なるべく低予算で黒字を出せるものか、出版社や広告代理店とタイアップした大きなプロジェクトを立ち上げることになる。
(それにしても、ポルナレフは誰が演じるんだろう?とかどうしても考えてしまう。ディオはどうするのだろう?)

だから、おいらとしては、余計にドラマを観る。

もちろん、どうしても見続けられなくなる作品もあるんだけどね。
それでも観る。
そういう状況下で。
視聴率ばかり言われるような中で。
じゃぁ現場の人たちは何を考えて作品を創っているの?って思うからだ。
なにくそ!って面白いものを創ろうとしている人がたくさんいるはずだ。
丁寧な仕事をしている人たちがいるはずだ。
比較的自由な深夜ドラマ枠で、アイデアを詰め込んでいる人がいるはずだ。
・・・って、そう思うからだ。

実は90年代って、ほとんど、ドラマを観ていなかった。
なんか、厭でね。
トレンディドラマとか言われちゃってさ。
今じゃ、トレンディって言ったら、エンジェルになっちゃったけどさ。
もう芝居を始めていたけど、もう、わざと見なかった。
あの頃はF1層がうんぬんとかさ。
もう、見てない女なんかいないんじゃないか?ってぐらい、誰もがドラマを観てたよ。

今季のドラマも楽しませてもらった。
映画が2時間だとすれば、ドラマは10時間近いわけだから。
それだけ過酷だし、拘りたくても拘れない部分も出てくるはずだと思う。
朝ドラや昼ドラなんか帯番組だから、戦場のような現場なんだろうなぁ。
でも、そういう中でしか生まれないモノっていうのも確かにあるなって思う。
中々、普通に楽しめるわけではないんだけどさ。
どうしても、役者っていう角度からドラマを観てしまったりする。
なんだったら、もう、作品とかシナリオすらどうでもよくなったりする。
それでも、楽しいんだけどさ。

皆様は今期のドラマ。
何を見ていたかなぁ。
現場を想像したり。
自分が演じるならを想像したり。
恐らく、見方は違ったと思ったけれど。
おいらなりに、今期も、面白かったなぁと思う作品があります。
決して、視聴率なんかは高くなかったけどね。

そして、来期も楽しみにしているテレビドラマがあります。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 02:58| Comment(0) | 映画製作への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする