2016年06月06日

ステップ2へ

今週、久々に自分の稽古を見てもらえる。そう思っていた。
・・・んだけど、到着するなり、シナリオの改訂。
そうだった。
先週、本読みをしたのだから、大幅に改定箇所があることはわかっていたことじゃないか。
たくさんのシーンに細かい修正が入り、あっという間に時間が無くなっていった。
ほんの少しだけのシーンはあったんだけれど・・・。
まぁ、そんなもんさ。いつだって。

登場人物プロフィールを回して書き足したり修正を全員に頼む。
叩き台はお願いして作ってもらって、少しだけおいらが修正を加えたものだ。
帰ってきた台紙にそれぞれ、書いている。
作品の中の立ち位置を書く人もいれば、こうやりたいという願望が混ざっている人もいる。
なるほど。
これを清書して、デビさんに転送して、完成を待てばいい。

稽古後。
来週からの稽古を話す。
ざっと、頭のシーンから終わりのシーンまでやってみるということを続けてきたけれど。
それはすでに本読みで役割を終えている。
そろそろステップ2に進む方向になる。
演出ではなく「芝居」の稽古だ。
芝居を創っていくという作業。
もちろん、ただ監督からの指示を待つようならやる意味がない。
自分でプランを立てて、何を見せるのか考えて、稽古場に持ってくる。
その作業に入ろうという話。
そこに一番時間をかけたという言葉も飛び出す。

時間はあるようでない。
撮影までの日数はまだまだあるけれど、稽古時間だけでみれば、少なくなっていく。
きちんと、スケジュールをコントロールして、漏れがないように稽古をしないとだ。
芝居の稽古はいついつまでと決めて、演出に入る日も決めてやらないといかん。

多分、まずは、映像の芝居を楽しいと思えるところまで芝居を創ることだ。
難しいというよりも、慣れだとかコツの問題でもあるとデビさんは言う。
そして、反射速度も向上したいなと思う。
3秒あれば、大体の事は表現できるけど、1秒でそれを出来ないとなって。
たっぷり間を使って芝居をするなら、誰だってある程度の表現は出来る。
至って普通の表現であれば。
でも、それを一瞬で表現できるなら、それは何倍もの力になる。

クリエイティブな時間にしていかなくちゃだ。
今は、色々と教わっているような時間になっている。
それは多分、役者が稽古場に持ち込んでいる芝居が足りていないからだ。
舞台で演じたから、そのままでいいだろうという思いもあるのかもしれない。
それも必要な稽古だし、知らなかったという事もたくさんある。
映像でどう変えるか、デビさんに聞こうというスタンスになりがちだ。
そこをさらに突っ込んで、芝居を持ち込んでいかないと、たぶん、本当の意味での監督の仕事にならない。
役者の芝居次第でカットが変わることだってあるし、内容が変わることだってあるんだから。
でも、今のままでは、それが起きることはないなと思う。
難しいし、学んでいきたいけれど、そろそろ、そこから抜け出していい時期が来ている。
撮影日から逆算すれば、遅いぐらいかもしれない。

デビさんが芝居を見て、よし!それならこうしよう!
・・・と、頭の中だけで創っていた芝居から、外からの刺激で組み立てる芝居になった時。
それは、クリエイティブな作業になってくる。
そこから先は、作品がどんどん良くなっていく道だ。

まず、裏を創ろう。
もっと深く。今までのままではダメだ。
そこまで作らないと、本当の表情が出てこない気がする。
テクニカルな部分ばかり考えすぎてしまう自分をまず脱却しよう。

おいらの頭の中でそんなことばかりがグルグルと回っている。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 02:04| Comment(0) | 映画製作への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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