シナリオを解析して、香盤表を作成した。
もちろん、まだ初稿も完成していないから、これからどんどん追記修正していく叩き台だ。
そして、シーン順の物だから、撮影順はまた全然違う順番になっていく。
撮影順なんか、シナリオ完成後に撮影クルーの打ち合わせで決まるのだからまだまだ先だ。
作成後、共有して皆に編集してもらおうと思っていたけど、ちょっと考えてやめる。
誰がいついじったかわからなくなったり、触れない人がいると漏れが出るかもしれないからだ。
全員に転送して、修正・追加点を返信するようにお願いする。
まだキャスティングも完成していないから、難しい部分もあるけれど・・・。
既に何人かから、修正点、追加点の返信があった。
まぁ、大体、自分がやるであろうシーンの修正だけだけれども・・・。
何人かは、全体も見てくれるだろうから、より複数人でのチェックになっていくと思う。
時系列や、小道具も列記していると色々と気付いた。
あ、この日、ここにこの人がいないとおかしいぞ?とか。
この時の玄関には、誰の靴がなくちゃいけないんだろう?とか。
並べて見て初めて分かることがたくさんある。
実際に撮影に入ったら、晴れているうちに室外のシーンをまとめて撮影したり。
或いは、室内のシーンをまとめて撮影したり、撮影時間を短くする工夫が入るから。
その時に、わからなくならないように、今からチェックしておくことが大事だなとつくづく思った。
また、役者の勘違いも、よくよく見るとあるなぁという場面もあった。
ただ、風景だけが掛かれているシーンも、そこに役者が必要な可能性があるとか・・・。
なかなか気づかない部分がたくさんある。
シナリオの初稿があがって、その後、再度追記していくことになる。
シーンナンバーなんかも、まだまだ変わると思うし、カットナンバーも入ってくると思う。
シナリオに添付すれば、最終的に撮影日にもらえる撮影順の香盤表と照らし合わせれば、自分で色々チェックできるようになればなぁと思っている。
まだまだ、先は長いけれどもね。
今からやれば、まぁ、そこまで大変でもないさ。
そして、きっと、俳優たちの理解度も上がる。
自分の出るシーン以外も理解しやすくなると思う。
最終的にまぁ、難しいけれど、全員が全体感を感じられたらいいなと思う。
自分のこのシーンの後に、こんなシーンになると思えば、当然、芝居も変わるからだ。
前後のシーンがわからないままの芝居とは絶対に違うはずだ。
既に、何人かの返信が来たから、最新版に編集済み。
しまった。プリントアウトするのが早かったぜ。
次の稽古の前にもう一度プリントアウトしよう。
PCやスマホで見れない人は、コピーしたいかもしれないから。
まぁ、どんどん更新されるものだから、ちゃんと配るのは完全版のみだけれど。
人数が多いことのメリットはこういう部分だ。
一人でやることを、たくさんの人数でチェックできる。
抜けが少なくなれば、当日のトラブルもなくなっていく。
恐らく、小道具担当や衣装担当も、ここをたたき台に作業がしやすくなると思っている。
どんどん作品の理解度が、作品の深度が。
あがっていくといいなぁ。
そう、思っている。