2016年05月05日

おとこのこのひ

柱の傷は一昨年の
五月五日のこどもの日。

子供だったおいらは、女の子には雛祭りがあるのに。
なんでこどもの日は、男の子だけの日じゃないんだろうなんて思ってた。
男の子は男の子で、不公平感を感じていたりしたものさ。


時々、なんでデラさんは、龍馬やほかの作品ではなく、このセブンガールズの映画化に必死になったの?と言われる。
まぁ、確かに言われてみればその質問もわからなくはない。
おいらが目立ったりメインだったりする作品は他の作品の方だったりする。
それどころか、この作品は女優がメインで、男優陣はサポートの色が強い。

正直に言えばだけれど。
そりゃ、映画化した後の自分の評価は気になる。
めちゃめちゃ気になる。
まぁ、正直に言う必要性もないのだけれど。
でもこのセブンガールズと言う作品は、今まで評価されるのは基本的に女優陣だった。
男優で評価されるとすれば、針の振り切れている高井戸や京野といったヤクザ役だったりする。
他の物語に関わっている男優陣は、あのシーンはうんぬんとか、物語に伴った評価ばかりで、個人の評判なんてあまりない。
さすがにこれだけ芝居をやっていると、そういう評価で一喜一憂することもなくなっているけれど。
それでも、折角、映画化するのに、個人的評価をされにくい作品をわざわざ選んだ理由が聞きたいという事なんだろうと思う。

初演時。
まだ人数が多かった頃、物語に関わる男優なんか殆どこの作品にはなかった。
男優陣には、なかなかこの作品を好きになれない役者もいたんだよ。
でも、どういうわけか、おいらは、俺、この作品好きだけどなぁ・・・なんて言ってた。
懐かしいなぁ。
まぁ、色々理由はあったのだけれど。
男に生命感があればあるほど、女優陣が立つ感じのスタンスが好きだったというのもある。
初演時に山本役で、やりきってみようと思った仕事は、今の自分の芝居にも続いている。
今は、もちろん、人数も減ったから物語に関わっていない男優なんてそれこそいないのだけれども。
それでも、やっぱり、男優が女優をより娼婦に見せていくという部分に変わりはない。

偉そうなこと言うぜと言われるのを覚悟で。
おいらは、自分がパンパンたちをかっこよく、美しく見せてやる!ぐらいに意気込んでいる。
まぁ、一人で出来るわけないし、どれだけ自信家なんだよ、バカ!とか言われちゃうけれど。
気持ちとしては、そのぐらいに思ってやろうぜ!って事だ。
正直ね、このシーンの空気感を創ったなぁ!と思っても評価されたことなんかないよ。
でも、そのシーンが評価されたり、相手役が評価されたりはするんだな。
まぁ、それでも、むふふと嬉しくなれるってことさ。

バーディーがすごい!と騒がれている中で。
いや、オカが、スペースを生んでいるんだ・・・と後から評価されたけどさ。
そういう、目に映りづらい仕事ってのは、絶対に誰かがやらなくちゃいかんのだよ。
そして、それを楽しんで挑める作品だなって思ってる。

・・・と思いつつ、やっぱり個人的評価も欲しいんだけどね。えへへ。


子供の頃。
こどもの日。
あの頃とは違うのだ。

もうおとこのこじゃないもんね。

大人の男だもんね。
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posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 23:39| Comment(0) | 映画製作への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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