2016年04月26日

文化がもっとも垣根がない

2020年東京五輪のエンブレムが決まった。
エンブレムひとつで、なんだか、色々あった。
きっと、その時を迎える日までこれからも様々なことが起きるのだろうなぁ。
なんにせよ、決まったことは素晴らしい。

2020年に向けて。
これから、どんどん海外からの渡航者が増えていく。
つい最近、2015年度の来日海外旅行者数が発表されたけれど、なんと前年から45%も増えている。
既に目標が発表され、国が誘致し、ビザの発行の条件も緩和している。
最終的な目標は年間6000万人というのだから、国民の半数以上の数に達するという事だ。
もちろん、自然災害など、海外旅行に躊躇するような材料もこれからも起きると思う。
地震も火山も台風も抱えている国だから。
それでも、目標を遥かに上回るペースで来日観光客が増え続けている。

治安の問題や受け皿の問題、法整備の問題はまだまだ山積しているけれど、方向性は決まってる。
数千万人の観光客が残す経済効果の大きさはこれからの日本の経済のカギになるのだろうと思う。
実際、先日、バラック街の参考にと新宿の思い出横丁に行ったら、半数ぐらいが来日旅行者だった。
昨日、東大に行った時も、赤門の撮影をしているアジアからの観光客グループがいた。
既に、アメ横なんかは、日本語以外の看板や値札を用意してある。

それに比べると、文化側の人間はどうも対応が遅いような気がする。
海外からの観光客がいることを見越しているのは、伝統芸能ばかりだ。
歌舞伎や、相撲は訪日観光客のためにわかるような工夫を既にしている。
歌舞伎なんかは、同時通訳をイヤホンで聞けるようになっている。
ツアーで団体の訪日観光客が来ることも珍しくない。
それはやっぱり、伝統芸能は、これまでも、海外からのお客様が足を運んでいたからだ。

でも、思い出横丁に人が集まるということは、既に、そういうレベルではなくなっていると思う。
もっと、サブカルチャーのレベルまで、海外からの興味が集まりつつあるんじゃないだろうか。
例えば、電車で見かける金髪の彼女は、ドラえもんのストラップをリュックに着けていた。
日本の文化に興味を持って、秋葉原や、横町にまで集まっていく。
表に出ている京都や伝統芸能という大きな看板じゃない所にも顔を出し始めているという事だ。
中にはお金をかけない観光をしようとする訪日観光客もどんどん増えているという。

確かにそうだ。
おいらが海外に行けば、絶対にその土地の舞台を観に行く。伝統芸能ではなく最先端のだ。
織田さんがイギリスに行けば、間違いなく、一回はライブハウスに顔を出したくなるんじゃないか?
海外に行って、ハリウッドで映画を観てきた!なんて話も良く聞く。
ブロードウェイに行けば、間違いなく、オフブロードウェイほど見たくなると思う。
つまり、その土地のリアルタイムの文化に触れたいという人が絶対にいると思う。

舞台は難しいけれど、映画館なんかは、英語や中国語の字幕表示などを本気で考えてもいいような気がする。
日本でしか見れない映画があって、字幕ぐらい用意してもいいように思うからだ。
アジアの国によっては検閲が入って、上映されない日本映画がたくさんあるはずだ。
そういうお客様の足を向けさせる努力を、少しだけでも、考えられるといいなぁと思う。
舞台だと、字幕は相当難しいと思うんだけどね・・・。台本も変わるし、アドリブだってあるから。
それでも、既に下北沢に、外国人がどんどん増えている。
言語の壁はあるけれど、もっともっと足を運んでもらえる努力はしてもいい気がしている。

アニメ、漫画。日本映画。ゲーム。
日本人が思っている何倍も世界には日本マニアがいる。
武士・忍者・芸者だけでは、すでになくなっている。

国際的な大きな演劇祭があってもいいんじゃないかなぁって思う。
海外の劇団やダンスカンパニーを誘致して、海外からのお客様も楽しめる環境にする。
そして、ちゃんと世界に日本の演劇祭がすごいと、宣伝していく。
そういう文化的事業を、どうだろう?考えないかね。文科省。
残念ながら、東京国際映画祭は、世界で余り評価されていないと聞く。
なんでだろうなぁ・・・。
もっともっと国を挙げて、都市をあげて、もう万博ぐらいに盛り上がれば変わるのかなぁ。
カンヌなんかは、街を挙げてのお祭り騒ぎになるし、そこに来る観光客目当てで街は活気づくというよ。
もちろん、カンヌだけじゃなくて、世界中の映画祭がそうなるんだ。
日本も国際映画祭を歌うなら、海外からのお客様がたくさん来るようにならなくちゃいけないと思う。
そういう文化事業をしっかりやることは、確実に日本の経済にも良い影響を与えると思うな。
CoolJapan政策も、文化芸術振興基金も、どこかズレている気がするな。

日本の小劇場団体が映画を創って、海外に持っていく。
それは、きっと、海外の人は強い興味を持ってくれますよ!と、製作Pが言っていた。
おいらも、そう思う。
日本の小劇場・・・というだけで、まだまだ神秘の存在だからだ。
海外に実際に渡航して上演している団体なんて、殆どないのだから。
時々いる、海外からの観客の噂でしか届いていないのが小劇場だ。

おいらは、この映画がそんな小さな起爆剤にだってなれるよって思ってる。
前方公演墳の公演に、ヨーロッパからのお客様が来ることだってあるかもしれないと真面目に思ってる。
「シモキタ」や「ショーゲキジョー」が、「ANIME」や「MANGA」のように、言葉として残ることだってありえると思ってる。
そんなに壮大なことを考えるなと言われそうだけれど。
でも、実際にこんな企画は過去にないんだから。
原作者が監督をして、原作の舞台俳優が映画に出演するなんて。聞いたことがないよ。
海外からのツアーパックで貸し切り公演が出来るようになったら、嬉しいんだけどなぁ~。

観光客が増えることの是非はともかくとして。
シンプルに、マーケットがこれまでの倍に広がると考えたらいい。
文化に生きる人間もちゃんと考えなくちゃいけないぜって思ってる。


本当はね。もっともっとずーーと先まで夢想してるよ。
「かぶく者」映画版を英字幕入りで、2020年に日本公開するべきだ!とかね(笑)
講談社も松竹も、この「セブンガールズ」の結果があれば乗っちゃうんじゃないの!?とか、思い込んで。
オリンピックで来日した観光客が楽しめる映画に絶対になると思うんだけどな。
「セブンガールス」を支援してくださった皆様は、そこから始まる伝説に支援したことになるんだ。
そうなったら、すげーのになーーーー!
そんなこと言い出したら、またアホか!って言われちゃうな。あはは。
でもスポーツ観戦の合間のエンターテイメントは絶対に用意しておくべきだと思うよ。

うん。
なんというか。
2020年の東京五輪までに。
エンターテイメント業界がもっともっと、海外を意識できると面白いなって思うのだ。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 02:26| Comment(0) | 映画製作への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする