2016年04月22日

つかの間

昨日、一昨日に比べて連絡が少ない日。

映画は総合芸術と呼ばれる。
映像芸術だけれど、そこに音楽が入るし、美術が入る。演技ももちろんだし。
様々な芸術分野が結集して、それがエンターテイメントになるのだから、凄いことだ。
そういう全てがあるのだから、その全ての準備が必要なのは仕方のないことだ。
踏み込んだのは自分なのだから、なんてこたあない。
映像芸術を覗けば、舞台芸術も同じ総合芸術だしさ。

全てが合致すると凄いパワーを生むと言われることもあるけれど。
その逆のパターンもある。
のんびりしたカメラワークに激しい音楽が流れたり。
精細な美術の前で、大仰な立ち回りをしたり。
どこかちぐはぐな方が、むしろ、パワーを持つような場合だ。
マッチすることよりもアンマッチの方が印象的になるという事がある。
単純にとても辛くて悲しいシーンに、あえて笑顔を創るのもそういうアンマッチの一つだ。
足りない部分を想像力で補うのが芸術だから、足り過ぎている映画や演劇は、あえて何かを削り取る。
走り抜けるシーンよりも、無表情の老婆の映像の方が多くを語ったりするのはそういうことなのだろう。

多分、そういう全ての事の為に、今、準備をしている。
結果的に出来上がった全ての物がマッチする必要性はない。
アンマッチをあえてさせるようなテクニックもきっと使われる。
そこがデビッドさんの監督としての編集作業での感覚になる。
昨日の話じゃないけれど、今、劇団に残るメンバーは、デビッドさんのこの感覚を信じている。
極論を言えば、不自然じゃなければ、デビッドさんは映画を創れちゃう気がしている。
音楽と映像と不自然じゃないレベルの美術さえあれば。
それをどうとでもしちゃうのかもな・・・そんな風に思う。
それでも、マッチならよりマッチに、アンマッチならより強いギャップに。
少しずつクオリティを上げていけば、それ以上の物になると信じている。

連絡が少ない日。
なんとなく無意識にそれがわかっていたのか、少しだけ体調を崩した。
微熱感のある日。軽い頭痛とか。
あ、今日、なんか少しだけしんどいなぁ。
そんな日だった。

まだまだ。
撮影準備は続く。
撮影日だってやってくる。
その後編集があって、いよいよ公開までの日も続いていく。
どう考えても、1年がかりの製作になる。

そんな時に、こんなふうにふと連絡も来ず、体調もよろしくなく。
ああ、これはそうか。
休めってことか。と感じた。
OK、無理はしない。
今日は、休息日。
それもほんのつかの間の休息日。
早々に用事を済ませて、睡眠をとった。
なんだか、いつもより深く深く睡眠の世界に落ちていって、それから起きた。
今、異常に頭がクリアな状態だ。

長い間「劇」に関わってきた。
今、おいらは、今までだったら、歴史に埋もれていったであろう「物語」を再構築する道を創っている。
あの劇も、その劇も、本当は再構築したら、とても面白いのに。
結構、強い使命感も持ってるみたいだな、おいら。
チンピラみたいな風体で、ぶらぶら歩いているおいらが色々企んでること。
その辺のお姉ちゃんもあんちゃんも気付いちゃいない。
うふふ。
面白い事やってるんだ、おいら。
いいだろう?わからないだろう?

そういえば中学ぐらいの時に将来について考え始めた。
おいらは、わりに、そういうことを哲学的に悩む青少年でさ。
とくかく、「甲斐」というものを求めていた。
ただ生きるのは嫌だ。
やりがいのある仕事、生きがいのある人生、そういう場所に行きたいと漠然と思ったなぁ。
今、こんなふうに休息日を迎えて。
なんちゅう、自分を選んできたんだと、ちょっと笑っちゃうよ。

さて。
もう一度布団にもぐりこむとするか。
あの胡乱な世界に、もう一度ダイブする。
朝が来れば、もう一段回、体が軽くなっているだろう。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 03:57| Comment(0) | 映画製作への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする