本日もシナリオが増える。
初稿完成まであと数週間と見えてきた。
あのシーン。そうか、そうなるのかぁ。
稽古前にミーティングの予定。
なのに、電車が強風で動かない。
結局3分遅れで到着して、すぐにミーティングをした。
各スタッフさんから要請の担当者の決定。
決まった。
それぞれが、それぞれに大変だと思うけれど。
別にこれまでと変わらないさ。
全員で作品に立ち向かっていくだけだ。
今、思い出したけど、今週は高橋にDVDを買わせ忘れた。
自分できっと何か買うと思うけれど。
飲みの席で、もし、今の芸能人でキャスティングするなら、どうする?って盛り上がった。
皆、自分の役が誰だと思うか?って聞いていた。
誰かが誰かの名前を言うと、それは違うでしょ。とかそんな話になる。
これはわりに悪いことではない。
この人が演じたらきっと、この役をこんな風に演じるなと、イメージを掴みやすい。
或いは、こんなふうに演じてほしいと思ったら、それが自分の目指す演技になってくるからだ。
より具体的にイメージできる。
別に時代問わずでいいんじゃない?と言って話してたら。
織田さんに現代の俳優じゃないとダメだ!って言われた。
なんでだろう?
昔の俳優でも映像資料はあるし、イメージできるのに。
感覚的なものだろうか?
織田さんは、特有の感覚的な発言をするからよくわからないことも多い。
それぞれがそれぞれに自分の役割を考えている。
俳優としては勿論、全体のグループの中での役割。
そして、イメージの共有を繰り返す。
この作品を知る深度がどんどん深くなる。
その繰り返しだ。
下北沢から世界へ。
簡単な事ではないとわかっているけれど。
それぞれが、それぞれに、本気で考えている。
世界に持っていくなら、どんな反応になるだろう?
想像している。
今までの舞台と同じと言えば同じだけど。
それ以上にやらなくちゃいけない。そんな風に言うメンバーもいる。
今のカメラを回した映像の稽古は、基礎の基礎の段階だ。
これがどこからか、役作りを伴った、芝居に代わっていくだろう。
今の時点でもしているけれど、もっともっと、役作りを徹底してからの撮影だ。
表情もセリフも、役になって、初めて本当の芝居になってくる。
映像だとこうなんだなぁ・・・なんていう感想を軽く飛ぶ日が来る。
その日までの今は助走だ。
こいつらにしか出来ない映画がきっとある。