4年に1度の閏日。
ニンニクの日?
クラウドファンディング開始から今日まで。
皆様の中で少しだけ疑問に思っていた人がいると思う。
それは、おいらがこうしてBLOGを書き。
SNSでは劇団員が喜んだり、宣伝したりしている中。
デビッド・宮原が一体、どんなことを考えているのだろう?
そう、思っている人が。
稽古場に集合して、すぐにミーティングになった。
デビッドさんは自分の思う展望と願い、覚悟を回りくどく話した。
劇団員達はそれを聞いた。
それは2時間ほど続いた。
内容についてはもちろん書かない。
ただデビッドさんと知り合ってもう20年近い年月が経つけれど。
かつて見たことがないデビッド・宮原がここにいるよ。そう感じた。
そんなことねえよ!と言われるかもしれないけれど。
おいらが、そう感じたのだから仕方がない。
ミーティングが終わり一服して稽古をしようと思うと。
デビッドさんが荷物をまとめて帰ろうとしている。
おれ、いらないだろ?と言って、シナリオを喫茶店に書きに行くと言う。
わかりましたと伝え、稽古に戻る。
ちょっとした問題の話をした後に、稽古をしようとしているとデビッドさんが戻ってきた。
喫茶店が閉まっていたらしく、シナリオを書く気がなくなったのだそうだ。
舞台台本から映像を意識して客席側がないという芝居をしてみる。
始めは少し観ていたデビさんが、おもむろにノートパソコンを開き、カタカタと打ち始める。
・・・もう10ページぐらいは書いたんだけどね。まぁ、やって、続けて・・・
言いながらもキーボードを打っている。
いくつかのシーンをする。
クライマックス。猫の周りに集まるシーンを演じる。
舞台と違って、ぐるっと猫の周りに皆が集まる。
声のトーンも客席を意識しない声。
役者と役者の距離感もそれまでと全然違う。
舞台の何十倍もリアルなそのシーンを観て、泣けてきた。
これは、すごい。
すごい役者達だ。
4か月前の舞台を、映像を想定してここまでの芝居にする。
これを更に稽古すれば、間違いなくすごいシーンになると確信する。
ふと、観ると、チラチラ観ていたデビッドさんは、下を向いてる。
まさか泣いていたわけじゃないと思うけど。
稽古時間が終わり、稽古場を出る。
そこに音楽監督の吉田トオルさん。
デビッドさんはトオルさんの顔を観てトオル来てるけど、俺が帰るーとか言ってる。
・・・多分、そのままシナリオを書くと思う。
もう頭の中に、映像化した時のセブンガールズのインスピレーションが溢れて止まらない状態だと見えた。
一か月で初稿をあげてしまうんじゃないか?
そのぐらい、頭の中で様々なシーンが映像化されているのがわかった。
SNSもTwitterぐらいしかやっていないし、BLOGも更新していない。
デビッドさんが今、どんな思いか、恐らく応援してくださる皆様にはちょっとわからないかもしれない。
でも、今、大きな大きな感謝と共に、耐えられないほどの期待に応えなければならないプレッシャーと戦ってる。
同時に。
デビッドさんのクリエイションの部分が、弾け始めている。
後から後からイメージが溢れているのが言葉の端々から伝わってくる。
感謝とプレッシャーとイメージの拡がり。
おいらが感じたかつて見たことがないデビッド・宮原とは、この状態の事だ。
似たような状態は何度も観ているけれど、そのレベルが違うと感じた。
そのまま決起会に向かう。
成田さんも、西もっちゃんも、バックもいる。
酒を飲みながら、こんなシーンにしたい、あんなシーンになればと話す。
皆がみんな、思い入れの深い作品だから、様々なイメージが交錯する。
トオルさんは、全曲全編書き直すという。
シナリオが出来たら、すぐにでも作りだしそうな勢い・・・。
デビッド・宮原と吉田トオル。
二人が旗揚げの頃から言っていたコトが実現することでもあるんだ、この企画は。
もう18年も前の、夢の話。
デビッド・宮原が脚本・監督で、吉田トオルが音楽。出演はこの連中。
そんな日が本当に来たんだ。
嘘じゃないぞ。
願えば叶うんだ。
必ず、いつか、叶うんだ。
その為に、嘘をつかず、進めば。
いつまでかかるかもわからないけれど。
いつか、きっと、たどりつくんだ。
金子さんが決起会の飲み代をおいらから受け取らない。
今日だけは払うな!と命令される。
そこまで大したことをしたわけじゃないんだけどなぁ。
抵抗するも、トオルさんに止められた。
おいらがやったことは、企画を立てて、作戦を練っただけだ。
実際には、ご支援いただいた皆様が行動してくれたんだけどな。
久々に観たパンパンたちの芝居が頭に残ってる。
こんなふうに稽古を重ねて映画を撮影する。
そんなことが出来るの、今、おいらたちだけなんだぜ。
他の映画の何十倍も稽古が出来るの、劇団だけなんだぜ。
おいらの予想では、今もまだシナリオについて考えている人がいる。