2016年02月02日

【終了まで残り21日】奇跡を起こせ

あのパンパン小屋の前で.jpg
「あのパンパン小屋の前でいつも笑ってた」 
2015 前方公演墳/「劇」小劇場 撮影 SKY 
いよいよ2月に入り、残り3週間になった。
舞台本番は来週。
いよいよ感がものすごい。
今、やれることをやる。
それ以外にない。
舞台会場での募金箱も考えているけれど、それもギリギリまで考えようと思う。

きっと。
きっと奇跡なんだと思う。
もし、セブンガールズを映画化できるのだとすれば、それは奇跡なんだ。

舞台の稽古で、変な芝居を観ると、稽古場でおいらは笑う。
それで前は言い合いになったことが何度もある。
人がまじめにやってるのになんで笑うんだ?と聞かれる。
でも、おいらが芝居を教わってきた現場では、笑え!と言われていた。
何故なら、舞台本番でお客様に笑われることの方が恥ずかしいことだからだ。
稽古場は恥をかくところ。
ヘンテコな芝居だなぁと思ったら、ちゃんと笑ってやれ。
おいらは、そう教わってきた。
今はもちろん、言い合いになることはない。
むしろ、おいらだけではなくて、何人も笑う。
その芝居はおかしいだろって、ちゃんと、笑う。

そういうのをおいらは、正直だと思う。
変なのに、傷つくだろうなんて思って、我慢するのが実は一番優しくない。
優しさというのは、本当は厳しさを内包しているのだとおいらは思う。
厳しいことを口にしたり、バカにするように笑っていても、それこそが優しさだってことがある。
その逆に、いつも優しい対応をしてくれるっていうのは、実は、優しいのではなくて冷たい場合があるってことだ。
おいらは、そういう意味での。
本当のやさしさというのを愛している。
これが、本当の優しさだろう?という場所に常に立っていたいと思っている。
バカヤロー!って言えるやさしさを持っていたいと思う。

ちょっとでも繕ったら、嘘をついたら。
それは大人の対応だなんて言って、誤魔化しちゃったら。
実は、後からそのツケが来る。
おいらは、それをよく知ってる。
誰も払ってくれないツケは、人間関係を悪化させるだけだ。
言い争いも、本当は必要だったりする。
わりに、デビさんとも、おいらは言い争う。
次の日には二人ともケロッとしてるけれど。
でも、おいらは、それでいいじゃんって思ってる。
言いたいことは、デビさんには、言う。
今回の公演は、何故かあまり、言い合ってないけれど。

本当に優しい人ってさ。
多分、敗北を何度も味わっている人なんだって思う。
もちろん、スポーツや勉強のように結果の出ることではなくて。
生きている中で自分の心の中で起きる敗北。
コンプレックスと人知れず戦って敗北するとかね。
押し殺した恋心に敗北してしまうとかね。
泣かないと決めた場面で、泣いてしまうとかね。
そうやって自分と勝負して、何度となく悔しい思いをした人。

おいらは、自分と勝負してるか?
本当の優しさは手に入れられるのか?
全員が良い方向に迎えるように出来るのか?
お前はこんなものか?

奇跡なんだと思う。
全ては奇跡なんだ。
自分に打ち勝つことなんて、奇跡だ。
セブンガールズが映画化するのは、そういう奇跡に連鎖が起きた時だけだ。

戦え!戦え!
目に見えるものじゃない。
目に見えない何かと、今日も戦え。


本当の本当の優しさを手に入れた時に。
本当の本当の役者になれるんだと思う。


「セブンガールズ」映画化プロジェクト
2016年2月22日(月)ゾロ目の日 23:59 終了

posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 02:23| Comment(0) | 公開中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする