2016年02月23日

Sadistic Door

FUNDED.jpg

「支援した方のフィードに表示された画像」 BY MotionGallery 
クラウドファンディングが終了した。
211名 119% 4179777円。
目標金額を遥かに越える資金が集まった。
最終日だけで36名46万円以上。最終3日で200万円以上が集まった。
今、SNSはたくさんの劇団員のお礼の言葉であふれている。
おいらは、少し茫然としたままこの60日間を振り返るように、一つずつ、コメントを読んだ。

おいらは、この「セブンガールズ」という作品の持つ力を信じていた。
最後の最後の一瞬まで信じていた。
Youtubeに公開した映像を観ての感想を読んで、強い強い勇気を持った。
舞台を観に来たことのない方が、支援してくださった。涙を流してくださった。
そして、動いた心は、強い強い力になって、大きな風になった。
Youtubeにアップした映像は舞台の記録映像だ。
ちゃんとした記録が必要だからと近年は編集された作品を残すようにしている。
あくまでも劇団の資料として残しているものだけど、折角だから、会場のみで販売もしている。
その映像での作品が、大きな大きな評価を得て、形を作った。

だとすれば、この「セブンガールズ」が、映画として再構築された時に、どうなってしまうだろう?
全米が泣いたなんて、最近はギャグみたいに使うけれど。
海外の映画祭で、涙を流すお客様が出てくるかもしれないんだよ。
ゾクゾクする。
審査員なんか全員、号泣させちゃえ。
この作品が持っている力に、今、武者震いしている。
絶対に、この作品は、その力を持っている。

「役者」という商売とは何ですか?
もし、そんな質問をされたら、今のおいらはなんて答えるだろう。
商売と言えるのか?と聞かれても、商売と言う他はない。
クラウドファンディングだけじゃなく、おいらたちは、皆様からチケット代を頂いて板に立っている。
今回の企画だけではなくて、これまでだって、多くの皆様の支援で役者を続けていたんだ。
そんな皆様の前で、趣味だなんて言えると思うか?
おいらたちがやっている「役者」は商売だ。プロだ。
だから、役者って何ですか?と聞かれたら答えなくてはいけない。

今のおいらは、端的にこう答えるだろう。
「普段は目に映らない心を、見えるようにする職業」と。
別にトンデモな話でも何でもない。
舞台に立つ役者は全員同意するはずだ。
例えば、自分の相手役が緊張してるなとか、焦ってるなとか。
板の上に立つとそれが手に取るようにわかる。
目と目が合うだけで、一瞬で恋に落ちることがある。
すすり泣くお客様の吐息を感じて、芝居が変わることがある。
背中合わせの役者が、同時にセリフを口にすることが出来る。
お客様の拍手に、ああ、良い拍手だ!と感じることがある。
・・・とにかく、役者は目に映らない筈の心が、見える。
本当だよ。嘘じゃないよ。

このBLOGには、裸の心で包み隠さず経過を書いてきた。
お客様の中には、おいらの心まで見えてしまった人がいたと思う。
舞台が終わって、劇団員たちが熱心になっていくと、その心は急速に広まった。
皆の思いは、絶対にたくさんの人に届く。
おいらは、それが手に取るように分かった。
同じように、応援してくださる皆様の思いが、どんどんおいらの心の中に押し寄せてきた。

今。
ご支援くださった皆様に約束することがある。
クラウドファンディングは、夢の実現に向けて、情熱を皆が燃やしていた。
目に見えやすかった。
ここからは、違う。
もっと目に見えない戦いが次から次にやってくる。
そんな時に。
今日の。昨日の。一昨日の。
この情熱をキープしたまま、映画製作に挑みますという約束だ。

劇団前方公演墳という劇団は。デビッド・宮原の描く作品は。
いつしか、目の前のお客様の為だけに創られるようになっていた。
誰かタレントを売り出すための作品でもなく、企業広告でもなく、前衛でもない。
ただただ、どうやったらもっとお客様が面白がってくれるだろうか?
そういう視点だけで、舞台を創ってきた。
メッセージはあれど、テーマの強要はない。
楽しくて、笑えて、にぎやかで、泣けて、ぐっときて、元気になれる。
そんなことばかり、17年以上も繰り返してきた。
客に媚びてるなんて揶揄は無視だ。
高尚な演劇だとか芸術だとかな意見なんて、屁の河童だ。
面白いものを作る。それだけは重要なんだ。
このスタンスの映画を、作るんだ。
それも、こんなにたくさんの皆様に繋がっていった情熱を持ったまま。

夢のようだぜ。
デビさんが映画を作って何人かが出るとかですらないんだよ。
デビさんが脚本監督で、劇団員で映画を作るんだぜ。
しかもそれを世界に持っていこうっていうんだから。
そんなこと、おいら以外に誰か一人でも想像したかな・・・?
今まで培ってきた、自分たちの全てをぶつけて、勝負できるんだ。

支援が相次いで、感情的になって。
ぐっと来てたんだけど。
涙は流れなかった。
心は感動で泣いてるんだけど、涙は流れなかった。
おいらが、涙を流すのはもっとずっと先だよ。
今は、嘘みたいだと驚く皆が泣いていればいい。
酒を煽ればいい。

さあ。
また立ってしまったっよ。
この扉の前に。
痛い思いをするのなんかわかっているのに。
やっぱり、この扉の前においらは立っちまうんだ。
ドアノブを握れば、どれだけのトゲが刺さるかな?
ドアノブを回せば、骨がきしむかな?
久々だな。
大丈夫。
なぜなら、おいらは、強いから。
この世の中で一番強いから。
痛くても、その道を歩けるから。
裸で裸足で、笑いながら、スキップしてやる。


皆様ありがとうございました。
そして、これからも、どうか共に歩んでください。
皆様の前に立ち、この映画を観ていただくその日まで。
感謝は、これからの行動で示します。
その日には、涙を流すかもしれません。


さて。
船を出そう。
17年の時間と、211名の皆様と、仲間を乗せて。
おんぼろエンジンだけどしぶといのさ。


よし。今からが新章の始まりだ。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 02:29| Comment(0) | 映画製作への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月22日

【最終日】最後の瞬間まで

ラッキーセブンガール.jpg
「ラッキーセブンガール」 クラウドファンディング達成!
皆様、たくさんのたくさんのご支援・・・そして、熱い熱いメッセージ、ありがとうございました!
終了日前日となった昨日、実に31名130万円近いご支援が集まりました。
たった1日でこれほどのご支援が集まると思っていたメンバーは少なく。
ちょうど、舞台の反省会で集まっていた劇団メンバーたちが一様に声をあげました。
そして、目標金額達成後も続く、ご支援に大きく勇気づけられております。

ご支援いただいた175名の皆様。
約束させていただいた大きな大きな達成感を共有していただけましたでしょうか?
「セブンガールズ」の映画化が決定いたしました!

本日の写真は達成後にふと開いたタイミングの支援金額が、セブンガールズの7並びだった瞬間です。

ご支援いただいた方や、劇団のメンバーでさえ、達成は難しいのではないかと思っていた方もいたようです。
僕は達成すると信じていました。
この作品の映画化という企画が通らないわけがない。
絶対にこの作品を映画化したいという思いは共感を呼ぶ。
そう信じていました。

達成の瞬間。
先週の舞台の反省会で集まっていた劇団員が揃っていました。
おいらはその支援を確認してすぐに伝えました。
「セブンガールズの映画化、おめでとうございます」
そして、大きな大きな声が上がりました。
涙を流す者、震える者、驚きで口が開いたままの者、喜びすぎてテンションがMAXになる金子さん。
たくさんのメンバーが、一気に大きな笑顔になりました。

その中で、二人だけ、顔を曇らせていました。
おいらと、主宰のデビッド・宮原です。
多くの皆様のご支援で映画製作が実現することの重さを一気に感じたからです。
もちろん、喜び、感謝も同時に感じてました。
ですが、それ以上に、大きな大きな責任を背中に感じたのです。
ここはまだスタート地点にも立っていないのです。
ここから、キャスト、スタッフが決まり、スケジュールが決まり、シナリオが完成し、稽古をして、撮影をして。
編集をしてから、ラッシュが出来て、編集を完了させて、海外に出展して、公開していく。
そのどれもがスタートさえしていないのです。
目標金額達成が夢ではありません。
映画製作が夢なのでもありません。
製作した映画を、この喜んでいるメンバーを世界に運ぶのが、おいらの夢です。
その、夢の扉の前に立つ権利だけようやく手に入れた段階なのです。

主宰も同様の内容を口にしました。
良い芝居をして良い作品にするのは当たり前として。
ご支援していただいた皆様に、何が出来るのか、真剣に考えよう。
そう、デビッド・宮原は口にしました。

お願いしてある映画プロデューサーに電話しました。
繋がらなかったけれど、すぐに折り返しの連絡がありました。
留守番電話を聞いたプロデューサーはとても驚いていました。
そして、おめでとうございます!という言葉の後にはっきりと言ってくださいました。
「形にしましょう」
そう。
まだない形をここから作るのです。

すぐに帰宅して、関係各位にメールでのお礼をするつもりでした。
でも、メンバーの顔を見ていたら、このまま帰るのは無理だと思いました。
祝杯だけ共にして、早めに居酒屋を出ました。

帰り道。
携帯を覗くと、達成後に関わらず多くの皆様からのご支援がまだ続いていました。
そうです。
クラウドファンディングは本日が最終日です。
これも、皆様にお知らせしたように。
最後の最後の瞬間まで頑張ろうと思っています。
少しでも支援金が増えたら、それだけ映画のクオリティが上がるのですから。
最後の1秒まで、必死で皆で頑張ります。
試写会のチケットや、エンドロールなどのリターンも、本日いっぱいまでしか手に入りません。
もしまだご支援いただける方がいらっしゃれば、ぜひぜひお待ちしております。
より多くの映画祭への出展や、より多くの撮影時間などが実現いたします。
ぜひぜひ、皆様のご支援をお待ちしております。

さあ。
映画化は決定しました。
これから、皆様にはもっともっと大きな大きな達成感を共有していただこうと思っています。
映画が公開されるその日まで。

共に歩んでください。

「セブンガールズ」映画化プロジェクト
2016年2月22日(月)ゾロ目の日 23:59 終了

posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 01:11| Comment(0) | 公開中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月21日

【とうとう残り2日】大逆転へ!

仲間.jpg
「仲間」 2015 前方公演墳/「劇」小劇場 撮影 SKY 
本日もたくさんのご支援ありがとうございます!
ここに来て、昨日は最大支援人数を数えました。
いよいよ残り二日。
昨日よりも多くの人のご支援が集まれば・・・
残り30000円弱で70%を超え、残り80000円弱で、いよいよ残り100万円を切ります。
皆様の熱い熱いご支援、コメント、感謝に堪えません。ありがとうございます!

企業に支援のお願いをしてみたらどうかというお言葉を頂きました。
もちろん、どこかの企業が法人プログラムでご支援いただけたら一気に逆転します。
しかも今回法人プログラムには映像内に看板を設置するというリターンも設定してあります。
もし海外で受賞したら・・・もし映画が口コミで広がったら・・・
DVDになった後も、看板が表示され続けるので、魅力的だと思っています。
法人ではなく、個人で夢を見ている企画に支援するという企業イメージも非常に良いと思います。
それだけの材料を手に、様々な企業に頭を下げに行くことも考えました。
でも、きっと、それは、今回のこの企画とは違うだろう?と思っているのです。
だって、それなら始めからクラウドファンディングにする必要なんかないからです。
企業スポンサーを募るという方法で映画製作を目指せば良かったという事になっちゃうからです。
こちらからお願いをすれば、当然、様々な制約だって出るかもしれない。
そうではなくて、あくまでも、応援するよ!支援するよ!そういう法人様を待つ。
それが最適だと思っているからです。
今、法人プログラムの支援があれば、大逆転です。
でも、自分からの営業はしないと決めています。
まったくツテがないというわけでもないですが、このプロジェクトは共感を待ちたいのです。
あくまでも、皆様の気持ちが一つになって、「作品」が生まれる。
それは、個人でも法人でも等価なのだと考えるプロジェクトが今回の企画です。

だって「夢」なんだから。
夢への共感が作品を生む。
それを目指しているんだから。
応援してくださる皆様は、そこに投資、支援してくれているのですから。
「営利」が入ったら、他の支援者に顔向けできないです。

今、劇団員の仲間からも、様々な言葉が躍ってます。
厳しいね!という言葉もあれば、これはいけるよ!いけるかもしれないぜ!という言葉まで。
きっと、全員支援金額を何度もチェックして、一喜一憂していると思います。
明日は、舞台公演後、初めてみんなと顔を合わせます。
舞台の反省会をするからです。
不安と期待の入り混じった表情で、みんなが会うことになります。
始めは一人だったのに。
今、皆が必死になっています。
クレジットカードを持っていなかったり、JCBしかないご友人に頼まれて代理支援してる劇団員もいます。
ご友人から連絡があって、すごく喜んでいたり、親が支援を名乗り出てくれたり。
不安になりながら、何度も何度も全員が感動をしています。

昨日のBLOGについたコメントを呼んだ方はいますか?
イエロードアさん。
本当の初期の劇団ファンしかわからない暗号の方。
そう。黄色い門。黄門様。
劇団の旗揚げで主演をしたあの人から、熱い熱いコメントがありました。
Youtubeで涙を流して、勧めてくれるとコメントしてくれました。
ああ、大逆転があるかもしれない。そう思いました。

今、支援してくださった140人を超える方々が、SNSや口コミを広げてくれています。
それこそがインターネットの力です。
Youtubeも、時間を追うごとに再生回数が増えています。
再生時間が長いから、増え方は緩慢ですが、確実に増えています。
一人の宣伝が、10人に届き、その10人のうち何人かが更に宣伝をしてくれる・・・
結果的に数人から始まった宣伝がネズミ算的に数千人に増えていく。
そういうことが今、起こりつつあります。
それもすべて、拡散、ご支援、数々の応援コメントが起こしている奇跡なのです。

この作品の初演時。
おいらは、山本という役でした。
この役の時の最後のセリフ。
「物作って売り飛ばして、アメリカ全部ひっくりけえしてやる!!」
そのセリフが頭をよぎりました。

現代を生きる日本人であるおいらは知っているのです。
戦争でコテンパンに叩かれ、首都もボロボロになり、世界で初の原子爆弾を投下されたこの国。
戦後、占領軍に体を売るパンパンたちが生きたこの国。
その国が大逆転をしたからこそ、今のおいらたちがいることを。
資源のないこの日本と言う国が、先進国の仲間入りをしている現実を。
負けたのに、負けていないこの日本のしぶとさを。

大逆転をおいらは信じているのです。
だって、この国は経済で大逆転したのですから。
大逆転は起きたのですから。

つい、いましがた、メッセージでお問い合わせがありました。
支援額を増額した場合、2つのリターン設定ではなく、合計額のリターン設定に出来るか?という質問です。
システム上では出来ないようになっていますが、同じアカウントでのご支援であれば、ご連絡いただければもちろん対応します。
全て、ご支援いただいた方々の記録が達成した場合はダウンロードが出来るので可能です。
もちろん、これからだけではなく、これまで再支援していただいた方も、ぜひご連絡ください。

大逆転を起こそう。
それは、クラウドファンディングのことだけじゃなくて。
映画を作って、世界に持っていこう。
アメリカ全部ひっくりけえしてやろう。
レッドカーペットを闊歩してやろう。
劇団員のくせに登壇してやろう。

泣いても笑っても残り2日。
最後の最後まで共に歩んでください。

きっときっと大きな達成感を皆様と共有しましょう!!


「セブンガールズ」映画化プロジェクト
2016年2月22日(月)ゾロ目の日 23:59 終了

posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 01:17| Comment(0) | 公開中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする