2016年01月22日

【公開29日目】IN HARFTIME

た・ま・の・こ・し.jpg
「た・ま・の・こ・し」 2015 前方公演墳/「劇」小劇場 撮影 SKY 
西日本を中心に大寒波がやってくるらしい。
明日の夕方には関東でも雪が降るような広域の寒波。
沖縄で雪が降ってもおかしくないとか、3日分の食料を用意しろだとか。
なるべく外に出かけないで済むようにしたいところです。稽古あるけど。

そんなわけで29日目/60日です。
いよいよ明日には、折り返し地点です。
今まではこのBLOGも、その日の夜に更新してまいりましたが、後半からは0時過ぎに更新します。
残り○日という表記になるので、その時間帯に明後日から移動する予定でございます。
皆様、毎朝、通勤通学などで確認していただければ幸いです。

村上春樹さんのダンス・ダンス・ダンスだったでしょうか?
主人公が水泳部出身なので、いつも、折り返し地点について考えてしまうと書いていたのは。
主人公は人生の折り返し地点について考えます。
自分の年齢と照らし合わせて。

このプロジェクトでははじめからこの折り返し地点をにらんでいました。
まだ折り返し地点ではないですが、恐らく、予想していた人数や金額は下回りそうです。
楽観しているわけではないですが、それでも、ここからだぞと思ってます。
スケジューリングは、後半からだろうという想定で動いています。
それでも、普通にやっていたのでは届かないかもしれないなぁ・・・という感じです。
ギリギリです。

ここから先は、きっと、おいら一人でどうなるものでもないのかもしれないです。
実現するという気持ちを、皆が持てば、絶対に不可能じゃないです。
まずは、舞台をしっかりと成功させること。
舞台に来てくれたお客様に、しっかりと、楽しんでいただくこと。
そして、その舞台に少しでも未来を感じていただくこと。
一人一人が本気になってお願いをすること。
そういうことが重なって、応援してくださる方の熱意を感じて進めば。
そんな風に思っています。

夢は待っていても叶いません。
自分の足で、ここまで歩いてきたのだから。
もう一歩。もう一歩。自分の足で進むしかないです。

今、サッカーのオリンピック最終予選の試合も後半戦に入りました。

皆様。
どうぞどうぞ、おいらたちを応援してやってください。
かわいがってやってください。
きっときっと、皆様に楽しんでいただけるように。
必死で立ち向かおうと思います。

さあ。
行くぞ。
後半戦に!


「セブンガールズ」映画化プロジェクト
クラウド・ファンディングサイト:MotionGallery https://motion-gallery.net/
2016年2月22日(月)ゾロ目の日 23:59 終了
目標達成金額:3,500,000円

posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 23:31| Comment(0) | 公開中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月21日

【公開28日目】若さとの決別

君の時間を買っている.jpg
「君の時間を買っている」 2015 前方公演墳/「劇」小劇場 撮影 SKY 
支援が増えないまま日ばかりが過ぎていく。
もちろん、そういう時期だという事は理解している。
ここはぐっと我慢して、後半戦に備える。
きっと、後半、また動き出す。

Smapの事で連日スポーツ紙の一面が賑わっている。
本当に起きたことは結局わからないままなのだから、何も言えない。
言えないけれど、これはやっぱりそうだよなぁと思うことがある。
それは、年齢だ。

おいらがまだ芝居を始めたての頃、よく先輩方に言われたことがある。
若いっていう事はそれ自体が才能なんだ。と言われたことだ。
若かった当時は、その意味をよく理解できなかった。
才能?若さが才能?
何を言ってるんだろう?と思ってた。
それが今ならよくわかる。

EXILEやAKB48でもそうだけれど。
年齢を重ねると、卒業したりする。
もちろん、理由は様々にあると思う。
けれど、絶対にその理由の一端に「年齢」がある。
全力でダンスするEXILEがいつまで最前線に立っていられるのか?
恋愛禁止のAKB48がいつまで、恋人はいません!えへへ!で通用するのか?
同じようにSmapも、年齢的なことが絶対にあったと思う。
アイドルとして続けていくという事は、歌って踊ってのコンサートで全国を回れるのか?
に、直結していくからだ。

もちろん、それは不可能じゃない。
ストイックに体を鍛え続けることで、ある程度までは年齢的な衰えをカヴァーできる。
20代の無尽蔵なスタミナを復活することは不可能でも、それに近づくことはできる。
ここに、岐路がある。

ミック・ジャガーのように。郷ひろみのように。
覚悟を決めて、超人になっていくのか。
それとも、年齢相応の表現を目指していくのか。
必ず人前に立つ人はその岐路が待っている。

舞台は映像よりも、役者は年齢に幅を持たせやすい。
映像ほどアップでカメラが迫るわけではない。
ある程度、お客様との距離がある。
若さを演じるテクニックだってある。
ほとばしるような若さは無理でも、舞台は若さを演じることが出来る。
ただ、テレビドラマでも映画でも確認して欲しい。
小劇場出身の俳優が今は必ず一人は出演しているけれど、ほぼ、年齢相応の役を演じている。
おいらと同い年ぐらいの俳優は、やはり同い年ぐらいの役を演じる場面が多い。

実はSmapはおいらと同い年だ。
でも、みんな、年相応の役というのは、中々、難しい。
多分、それはアイドルという制約があるから。
普通の家庭のお父さん役だとかに中々ならない。
イメージを壊しすぎるわけにはいかないから。
これから、俳優をやっていくメンバーも、当然、そこにぶつかってくる。
アイドルとしても俳優としても、ここからどちらに向かうかの岐路なはずだ。

今度の舞台は、再演だ。
もう13年も前だから、出演者のほとんどが20代~30代前半で演じた作品だ。
もちろん、設定はいくらでも変えられる。
とは言え、当然、限度もある。
20代の恋愛のシーンを40代の恋愛のシーンに変えたら、内容そのものが変化する。
ここに再演の難しさや、悩みがある。
おいらなんかは、今、年齢相応の役をやっていきたいなぁと思っている。
再演になると、どこかで齟齬が出てきてしまう。

いつまでも若作りして超人として生きていく方法もあるけれど。
おいらは、かっこいいおじちゃんや、イカレタじいちゃんを演じられるようになりたい。
若くみせていくことよりも、ずっとずっと、年相応の厚みを重ねたいという思いが強い。
等身大の演技にしていきたい。

セブンガールズという作品。
もし再演が数年後であれば・・・と考えると、ちょっと恐ろしくなる。
イメージが変わってしまうのではないかって思う。
今、今しかないって思う。

若いというだけで評価されたことが確かにおいらにもあった。
今は、若いお客様に、すごいと言われたりすることがある。
そういう変化があるからこそ、芝居にはふり幅が出来る。

ま、精神的にもね。
ぜんぜん、若いんだけれど。
ぜんぜん、若い連中よりもアグレッシブで挑戦的だけれど。
こんなことまで、ネットを駆使してやっちゃうんだから!
それでいながら、等身大の芝居が出来たら最高だよなって思う。

今のメンバーでセブンガールズを映画にするなら、今しかないよなって思う。

「セブンガールズ」映画化プロジェクト
2016年2月22日(月)ゾロ目の日 23:59 終了
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 22:02| Comment(0) | 公開中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月20日

【公開27日目】笑うこと

お調子者.jpg
「お調子者」 2015 前方公演墳/「劇」小劇場 撮影 SKY 
舞台のセブンガールズでは実はいくつもコメディ部分がある。
映画になった時に、それがどうなるかはわからない。
舞台特有のコメディもあるからだ。
映画になった場合、コメディだとしても、シュールになると思う。
生の舞台ではベタの方が、お客様のリアクションが強くなるから効果的だからだ。

笑うことは、物語を進めていくうえで、とてもとても大事なことだと認識している。
前方公演墳の作品は、思わず声を出して笑ってしまうシーンが必ずある。
単純に面白いからだ・・・というだけではない。
笑うことは、観ている人に様々な変化をもたらすからだ。

肩ひじ張って、お芝居を観ている人も、一度笑うだけでリラックスする。
笑った人は、言ってしまえば、心が開く。
どんなに泣けると言われる物語でも、物語に感情移入していかなくては、中々泣けない。
そこが俳優の腕の見せ所なのだけれど、演出上で言えば、感情移入の前段で笑わせるというテクニックがある。
お客様がリラックスして、心を開いた状態で物語を受け入れていけるように緻密に計算してあるのだ。

それに笑いは、予想通りの笑いだけではなくて、意外な笑いもある。
まさか、こんなところで、こんなことをするとは!?というフイをつく笑いだ。
最近、おいらはその手の笑いを必ず一か所はやっている気がする・・・。
それも物語を進めていくうえで、大きなことだ。
絶対に笑いになるはずがないところで、くだらないことを言う。
その展開は、次の展開が予測できないんだよ。という前提になる。
舞台や映画を観ていると、どうしても、次の展開を予想しながら観てしまうことがある。

そういう精神状況をいったんほぐすことが出来る。

映画でも良い作品は、必ず笑いが潜んでる。
大爆笑するような笑いもあるけれど、そうじゃなくて、くすっとしてしまうような小さないたずら。
でも、それは、物語の構成上、計算された笑いかもしれない。
映画だとシュールな場面なんかがすっと差し込まれたりしてる。

クライマックスに向けて、笑いも大事な大事な物語の一部だという事だ。
俳優によっては、シリアスの方がすごいとか、コメディはやりづらいという人もいるかもしれない。
けれど、一流の俳優ほど、コメディが出来て、初めて俳優だと口にしている。
お客様が涙を流すことと、声を出して笑うこと、どちらも心を動かすという意味では同じ。
どちらの方が難しいかと言われればとても難しいけれど。

初めて、男はつらいよを映画館で観た時にカルチャーショックを受けた。
正月映画だったのだけれど、隣のおばちゃんが、爆笑しながらおいらの太ももを叩いたからだ。
こんなことが映画館であるなんてと、とてもとても驚いた。
それでいて、最後には、えぐえぐおばちゃんは、泣いていたよ。
すごいなぁ。すごいことだなぁって、本当に、ショックを受けた。

面白い映画。

創りたい。

本当に作りたい。


「セブンガールズ」映画化プロジェクト
2016年2月22日(月)ゾロ目の日 23:59 終了
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 22:31| Comment(0) | 公開中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする