2015年12月10日

【クラウドファンディング公開まであと15日】フライヤー製作

京野.jpg
京野役 新地秀毅 2015 前方公演墳/「劇」小劇場 撮影 小ホール2
いよいよ、公開まで足音が聞こえてきた。

劇団がクラウドファンディングをやる場合、通常のプロジェクトよりも少しだけ有利なことがある。
それは、既に公演をしている劇団であれば、固定のお客様がいるという部分だ。
何のツテもなくクラウドファンディングを始めるよりもずっとずっと早く多くの方に周知が出来る。

ただもちろん、今回は目標設定額が安い金額ではない。
前方公演墳は17年の歴史があるし、多くの皆様に愛していただいたけれど、簡単な目標ではない。
全てのファンに支援していただくなんてことももちろん難しいと思っている。
ただ、少なくても、なるべく今まで足を運んでくださった多くの皆様にきちんと情報を伝えなければと思っている。
公演のお知らせすら、後から知って、ちゃんと伝わってなかったとお叱りを受けることがあるのだから。
劇団員は公演の宣伝をするたびに、いつも宣伝ばかりで申し訳ないなぁと思っていたりする。
けれども、実は、ちゃんと情報を伝えないほうが失礼なんだよと、長い年月で知ったから、宣伝をきちんとする。

問題は、全てのお客様が頻繁にネットに接続をしているわけではないという事だ。
今のところ、インターネットを見ている人以外は恐らくこの映画化計画を知らないと思う。
年齢層の高いお客様もいるけれど、スマートフォンなどの操作に慣れない方もいるはずだ。
そういう皆様に、きちんと、情報を伝える方法についてさんざん考えた。

劇団では、公演の前にダイレクトメールを郵送で送っている。
元々はチラシを封筒に入れて、皆様に送付していた。
最近では、封書を開けてもらえないとか、劇団からと気付かない場合があるとかのご意見もありハガキのDM送付をさせていただいている。
多くのお客様にチケット発売日前にお知らせを送るという事だ。
次回公演「声はきこえているか」のチケット発売日が12月25日とクラウドファンディングの公開日と同日に決定したことで、一つ、方法がある。
それは、このセブンガールズ映画化計画のフライヤーを製作して、劇団の公演のお知らせに同封。久々に封書でのダイレクトメールの送付をさせていただくことだ。
これをすれば、ネットに余り接続しない方にも、お知らせが出来る。

ただし、問題はいくつかある。
切手代が30円近く上がる。来場いただくお客様の数倍以上のDMを送付するのだから、結構な差額になる。
フライヤーを製作する必要がある。その予算。
封筒を購入しなくてはいけない。
などなど、問題は山積みだ。
予算で唯一有利なのは、DMハガキ印刷がなくなるという事だけだ。
映画の予算は今から集めるのだから、予算がない状態でこれをどうするのか・・・。
もちろん、いつも送っているDMハガキに、映画化計画を記載するスペースなどない。

色々と悩んだ結果。
フライヤーを製作し、DMに同封させていただくことに決めた。
これまでの、チラシ+DM+52円切手との差額を限りなく低く出来れば、なんとかなる。
切手代の差額は大きいけれど、うまく安い印刷をすれば、不可能じゃなさそうだった。

そんなわけで、フライヤーの製作に急遽取り掛かることになる。
次回公演のチラシが完成したので、連続してのデータ作成になる。
予算的にも情報的にもそれほど大きなデータにはならない。
恐らく片面A5サイズの、音楽LIVEのフライヤーのような仕様になる。
バンドマンたちが少ない予算で大量製作するのに向いたあのサイズだ。
映画化プロジェクトを成功させたい!という思いが伝わればそれで済む。
そういうものを製作しなくてはいけない。

毎日、色いろなコトをやっているつもりが、毎日やることが増えていく。

ここが正念場だ。

12月25日まで、突き進むしかないのだ。

頑張る。
頑張りが全て報われるなんて信じてないけどさ。
頑張らなくて後悔するのだけは、一番大嫌いなんだ。


「セブンガールズ」映画化プロジェクト
クラウド・ファンディングサイト:MotionGallery https://motion-gallery.net/
2015年12月25(金)クリスマス 0:00 公開開始
2016年2月22日(月)ゾロ目の日 23:59 終了
目標達成金額:3,500,000円
(公開日より見ることが出来ます)
※クラウド・ファンディング公開前夜祭 12/24 0:00 クリスマス・イブ 劇団前方公演墳オフィシャルYoutubeチャンネル「前方公演墳の裏」内において、 クリスマスプレゼントとして、先行でクラウド・ファンディングに掲載されるPVを公開いたします。
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2015年12月09日

【クラウドファンディングの公開まであと16日】質問に答えます!その2

真奈.jpg
真奈役 安達花穂 2015 前方公演墳/「劇」小劇場 撮影 SKY
質問にお答えしたのが、思ったよりも好評だった。
今回は、他によく聞かれる質問を集めて回答してみます。

◆劇団員はみんな出演するんですか?
病気や事故などの諸事情、或いは本人に出演の意思がない場合以外は出演できるようにする予定です。
劇団員には企画内容を説明してあります。
クラウド・ファンディングが達成せず、企画を練り直す場合は、難しいかもしれません。
クラウド・ファンディングはオーナーシップの維持というメリットがあります。
別の形での映画化の場合は、別にオーナーが発生することになり、全てに決定権がなくなります。

◆劇団で映画なんか作れるのですか?
簡単な自主映画なら、もっと低予算で製作することは出来なくはありません。
過去にショートフィルムなど自分たちで製作をしております。
撮影機材もなんとか揃うと思います。
しかし、劇場用映画となると、特殊な場合を除けば難しいです。
シネスコープサイズでの編集、スクリーンに耐えることの出来る映像を撮影できる機材
その他、海外映画祭への出展や、映画館上映など、未経験のことが多すぎるからです。
(特殊な場合とは、あえて手持ちカメラでドキュメンタリー風の映画を製作するなどです)
今回はクラウド・ファンディング成立後に、プロの撮影チーム、編集などをお願いする予定です。
その為に必要になってくる予算を計算しています。

◆予定以上に予算がかかったらどうするんですか?
当然、あり得ることです。
今回の達成金額は最低限予算で組んでいますので、厳しい部分も多いです。
こちらのクラウド・ファンディングではキャリーオーバーも予算になるので、なんとか目標金額を越えればと思っていますが、中々、難しいと思っています。
一番、危ないのは撮影/編集で全ての予算を使い果たしてしまって、宣伝や上映が出来ない可能性もあるという事です。
様々な危険性がありますが、低予算での映画製作を数多く経験している映画プロデューサーに相談をしております。
それでも足りなくなりそうになったとしても、計画をそこで止めるのではなく、別の可能性を探すことになります。
低予算で映画を製作できる理由は公開されるクラウド・ファンディングのページに記載しています!

◆有名な俳優が出演していなくても、映画館上映できるんですか?
今、邦画がある側面では実は盛り上がっています。
単館上映館や独立映画館が増え、まだ無名の映画監督の作品や、有名俳優が出演していない映画なども上映しています。
そういう映画が、国内だけではなく海外でも認められ、実際に賞を取ったり、国内で小規模映画のファンを増やしております。
また、衛星やネット配信など、映像のチャンネルが増え、映像コンテンツが足りない時代になってきました。
「面白い作品」を多くの人が探している状況です。
海外での受賞や、試写会での評判、独立映画館プロデューサーの評価、ネットでの話題など、道が広がっています。
大作映画のような上映は、よほど大きな受賞がない限り難しいですが、劇場公開が出来ます。
作品に絶対に自信を持っています。

◆舞台そのままになるんですか?
舞台そのままでは厳しい演出などもございます。
映画にするなら、ここは室内だよなぁというシーンもございます。
当然、舞台台本は映画脚本に改訂されることになります。
今回のリターン設定に、舞台台本と映画脚本をサイン入りという形でご用意しております。
どこがどう変わったのか、後から確認できるようになっています。
舞台台本は非売品なので、支援してくださった皆様のみの特権となっております。
もちろん、舞台のあの空気感などは、そのままスクリーンに再現いたします!

◆舞台作品が映画になるって珍しいんですか?
実際には数多くあります。キャッツだって、蒲田行進曲だって、ハリウッドもたくさん映画化しています。
ただ日本の小劇場作品となると、とても少ないです。
それに、映画化しても、多くは有名俳優などをキャスティングすることで、動員などを成立させています。
プロデューサーが小劇場作品に惚れ込んでも、動員見込みが立たない限り予算が下りないからです。
今回は、その予算を支援によって用意しようという企画です。
作品の内容だけで、動員してみようという企画です。
こういう映画は、自主映画やネット配信ではなく劇場用映画なら、おいらの知る範囲内では、ほぼないに等しいです。
つまり、初の試みと言っていいと思います。
大成功をしてやろうと、本気で思っています。


今日はこの辺で!

様々な質問、ありがとうございます!
出来るだけ誠実に回答できればと思っております。
どんどん、これからも質問してくださいませ。


「セブンガールズ」映画化プロジェクト
クラウド・ファンディングサイト:MotionGallery https://motion-gallery.net/
2015年12月25(金)クリスマス 0:00 公開開始
2016年2月22日(月)ゾロ目の日 23:59 終了
目標達成金額:3,500,000円
(公開日より見ることが出来ます)
※クラウド・ファンディング公開前夜祭 12/24 0:00 クリスマス・イブ 劇団前方公演墳オフィシャルYoutubeチャンネル「前方公演墳の裏」内において、 クリスマスプレゼントとして、先行でクラウド・ファンディングに掲載されるPVを公開いたします。
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2015年12月08日

【クラウドファンディング公開まであと17日】偶然とは思えないコト

高井戸.jpg
高井戸譲役 西本涼太郎 2015 前方公演墳/「劇」小劇場 撮影 SKY
なんとなく偶然とは思えないことが色々とある。
この企画も、偶然生まれたとは、思えないんだ。

色々なことがね。
繋がって、繋がって。
ここに辿り着いた。
本当に色々なコト。

例えば、映画化にあたって相談した映画プロデューサーは。
デビッドさんを「かぶく者」で知ったんだよ。
それで、興味を持って、足を運んだ公演が「セブンガールズ」
それだって6年も前の話さ。

あれあれ?って思うようなことが。
本当にたくさんたくさん繋がってる。
まめまめ探検隊や泣きめし今日子だってさ。
初演のセブンガールズの頃からのご縁が繋がって生まれたんだよ。
嘘みたいに。
それがもう11年も昔なんだよ。

日程だってさ。
なんか、不思議なぐらい覚えやすい日程になった。
色々計算して逆算しただけなんだよ?
クラウドファンディングの公開日と、次回公演のチケット発売日がクリスマス。
次回公演の千秋楽がバレンタインデー。
クリスマスからちょうど数えて60日目のクラウド・ファンディング終了日が2月22日のゾロ目。
このゾロ目の日もさ。色々と思い出の詰まった日なんだよ。
やめていった劇団員たちの思い出の日は全部ゾロ目だったりする。
おいらにとってもね。最初のワンマンライブの日だったりさ。
なんか、ゾロ目の日って、ご縁があるんだよ。

「映像」を作るっていう作業も、ことあるごとにやってきた。
PV撮影に協力したり、ショートフィルム企画を立てたり。
YOUTUBEで、舞台を映像にしたいと言い出したり。
デビッド・宮原は、いつの間にか映像作家にもなってた。
トオルさんも、映画音楽の劇伴をやったりしてる。
偶然なのかなぁ。
本当、ここに辿り着くために進んできたみたいじゃないか。

最初に映像をやってみた時は、まだクラウド・ファンディングなんてなかったんだぜ。
あのショートフィルム、VHSでの販売だったもんな。
驚いちゃうね。
miniDVをカノープスのボードで取り込んでからの編集の時代さ。
「声はきこえているか」の初演の頃、お笑いビデオも作ったんだよな。
懐かしいな。

この流れはどこまで続くんだろう。
どこまでも続けばいいな。
どこまでも繋がっていけばいいな。
くたくたのけちょんけちょんになってもいいんだ。
どこまでも広がっていくなら。

きっとこれは必然だったと確信するのはどの段階なんだろうな。

公開したら泣いちゃいそうだけど。
そこも、我慢しよう。

まだまだ、つづくもんね。
つづくんだもんね。

誰のためなのかも、もう、よくわからなくなってるよ。
完全に自分のためではない。
たくさんの人への恩返しとしか言いようがないや。

偶然とは思えないだろう?
全ての出会いが。


「セブンガールズ」映画化プロジェクト
クラウド・ファンディングサイト:MotionGallery https://motion-gallery.net/
2015年12月25(金)クリスマス 0:00 公開開始
2016年2月22日(月)ゾロ目の日 23:59 終了
目標達成金額:3,500,000円
(公開日より見ることが出来ます)
※クラウド・ファンディング公開前夜祭 12/24 0:00 クリスマス・イブ 劇団前方公演墳オフィシャルYoutubeチャンネル「前方公演墳の裏」内において、 クリスマスプレゼントとして、先行でクラウド・ファンディングに掲載されるPVを公開いたします。
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