「置手紙を読む真知と、真知の元を去る成瀬の交錯」
2015 前方公演墳/「劇」小劇場 撮影 SKY
クラウド・ファンディングを始めると発表してから少なくない反応を頂いている。
様々な意見、リツイート、シェアなど。
中には、力になってくれるというコメントまで頂く。
大きな大きな励みになった。
クラウド・ファンディングを始める前に用意しなくてはいけないものがある。
対価となる招待券などを考えなくちゃいけないこと。
公開した際に、応援したくなるような情報をそろえること。
でも、きっと、それだけではダメなのだと思う。
用意されたページが、魅力的でないといけない。
劇団を知っている方であれば、そうでなくても作品の内容がわかる。
でも、何も知らないけれど、応援してみよう!という人も絶対に必要になってくる。
だとすれば、魅力的で、内容が分かるような素材が必要だ。
映画などではないものもあるけれど。
新製品開発などのクラウド・ファンディングの場合、映像があるとないとでは大きな差になるという。
もし、ページに映像をアップするのだとすれば、魅力を大きくアピールできるのだという。
幸いセブンガールズには映像がある。
この映像を編集して簡単なPVさえ作れたら、大きな力になるかもしれない。
ただ、舞台は2時間を超える大作であり、3台のカメラで2ステージも撮影している。
まだ編集段階だ。
この仮編集後、劇団側でチェックして、シーンの差し替えなどをお願いする。
映像が手に入るのはまだしばらく先になりそうだ。
完パケ後のデータをもらえるようには、もう撮影の業者に頼んである。
それと、必要になるのが写真データだ。
これも、舞台写真がある。
先日、データで取り急ぎ舞台写真を撮影してくださったSKYさんより頂いた。
この写真を、映画になったら・・・と思えるような画角に切り抜いて、フィルム調に加工する。
それが、土曜からこのBLOGに貼り付けている写真になる。
舞台はどこでも観ることが出来る。
真ん中で誰かがセリフを言っていても、端に立つ役者を見ることが出来る。
映画は逆に、視点の固定をされる。
監督やカメラマンが決めて選んだ視点でしか見ることが出来ない。
その代わり、舞台の何倍も細かい部分まで見ることが出来る。
極論を言えば、目の中に映る景色まで寄る頃だってできるのだ。
舞台写真は、客席から撮影した写真だけど、切り抜いて視点を固定するだけで、映画のイメージになる。
今日アップした写真は奇跡の1枚の一つだ。
出ていくという置手紙を読む真知。
舞台上でイメージとして現れる成瀬。
その二人が交錯する瞬間が撮影してあった。
映画では、クロスフェードと言って、別に時空の映像を重ねたりする。
偶然、そういう効果を表したかのような一枚が舞台写真の中にあった。
映画の照明の使い方と少し違うけれど、非常に映画的な1枚だった。
このBLOGでは、実際にクラウド・ファンディングで使われる写真も含めて。
極力、多くの写真をアップしていければと思う。
写真を見て、舞台を思い出したり、このシーンが映像だったら・・・と思い起こしていただけるように。
それが、同時に準備になるということだ。
自然と良い写真が出来ていくはずだ。
それと同時に、このBLOGを楽しんでいただけれだ、一挙両得になる。
一つ一つ。
準備が整っていく。
プロジェクトの申請をする日も近い。