2015年11月14日

クラウド・ファンディングに決める

コノ死んだミチル.jpg
「ミチルを支えるあさひ」 2015 前方公演墳/「劇」小劇場 撮影 SKY

資金調達については、一番の現実だと書いた。
何をもって資金調達をするべきか。
必要以上に考えたかもしれない。
実現不可能かもしれないこの企画を進めるに当たって、ここが決まらないと一歩も進まない。
SNSでの反応やメッセージ、コメント。
そして、周囲にいるスタッフさんや、関係者の言葉。
応援してくださる皆様の意見も参考にさせていただいた。

結論から言えば、スポンサー探しや、借金という方法も、そして全てを一緒にやるというのは、やめた方がいいという結論に至った。

どの方法にもメリット・デメリットがある。一長一短かもしれない。
けれど、この作品「セブンガールズ」にもっともしっくりくるのはどれだろう?そう考えた。
恐らくこの作品にあっているのは2つだ。
一つは映画会社が入って、資本も十分にあって、有名芸能人、有名監督で撮影することだ。
絶対に動員できるという顔ぶれで、十分な撮影期間、資金を使って、大作にする。
それは、もっともこの作品にふさわしいものになるのではないかと思う。
その方向で動くことも絶対に出来ないというわけではない。
今回の舞台もDVD撮影したし、台本もあるし、資料を持って映画会社に行って話をすればいい。
そんなに簡単にいかないかけれど、もし動員力のある女優が作品に惚れ込めば、映画会社も動くかもしれない。
DVDが出来次第、そういう動き方が出来る。
そんなことも考えた。
けれど、この方向には少しだけ違和感がある。
それは、映画化実行委員会を立ち上げてからSNSに集まってくださった応援してくださる皆様の存在だ。
応援してくださった皆様は、あの舞台の濃厚な空気をそのままスクリーンに乗せてほしい。そう願っている。
そういう結論に至った。
「そのまま」
それは、大作にすることではないのではないかと思った。

だとすれば、方法はもう一つしかない。
クラウド・ファンディングのメリットの一つに、オーナーシップの維持というのがある。
応援してくださる方、劇団のファンの方々から集まった資金での映画製作であれば。
劇団員総出演だって可能だ。
もちろん、前回二役だった配役や、不可能な役など、配役が全く同じというのは難しいかもしれない。
高橋が映画でも学生に見えるのか?アメリカ兵を日本人が演じていいものか?
松前薫や、前墳バックドロップスでのWキャストの役はどうするのか?
一つ一つ、実現したら、考えていかなくちゃいけない。
それでも、殆どの配役を、劇団で演じることが出来る。
何故なら、オーナーである応援してくれる方々がそれを求めているからだ。
当然、それで結果的に動員できるのかなど、難しい部分が出てくる。
それでも、少なくても、全員出演ということが絶対に出来る。

そして、この作品は、舞台終了後のデビッド・宮原のTweetでもあったけれど。
やはり、「多くのお客様に支えられて出来る作品」という思いが強い。
愛されている作品で、支えられている作品で、それが映画にまでなっていく。
こんなにダイナミックな、夢のような奇跡が、この世の中にあるだろうか?
更に海を渡るようなら、夢はどんどん広がっていくじゃないか。
どうせ、夢のような話なら、もっともっと壮大な夢にしていったって良い。

もちろん、クラウド・ファンディングにはデメリットがある。
じゃぁ、やろうかと、明日始められるわけでもない。
資金調達方法を一本に絞った。そういう話だ。
この作品を考えればこれしかないだろう。
そういう方向性になったということだ。

正直、不安だらけだ。
こういう事をやる以上、弱音なんか見せるべきじゃないかもしれない。
けれど、クラウド・ファンディングに失敗したら・・・と考えると冷や汗しか出ない。
今まで応援してくれた仲間たちを傷つけてしまうかもしれない。
もっともっと強気で行きたいけれど。
虚勢を張るなんて出来ない。

やってみよう。
まずは、十分に準備をしよう。
クラウド・ファンディングに向かって、必要なことを揃えよう。

ひたむきに向かうしか、不安を払しょくする方法を知らない・・・。

まずは、決意だ。
決意の次が、準備だ!
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 22:58| Comment(2) | 序章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする