2015年11月07日

夢は現実と共に翔ける 下

本気で夢と対峙するなら、現実を直視しなくてはいけない。
目の前の大きな現実をどうやって乗り越えていくのか。
検証による検証が必要だ。
予算が組めるのか組めないのか。
まずそこから手を付けないといけない。

昨日のBLOGに書いたように、動画製作の世界は変わり続けていた。
製作時間の短縮と、コストが下がったことで、邦画はある面で勢いを取り戻している。
それは例えば劇団四季に対する、小劇場界とよく似ていると思う。
大作映画はもちろんあって、でもそれだけじゃなくて、小さなプロダクトもたくさんある。
それが、当たり前になってきた。

だったら映画じゃなくても、舞台を続ければいいんじゃないかという意見もあると思う。
映画には映画の、舞台には舞台の良さがある。
映画の良いところは何といっても、記録されたものだから何度でも再生できることだ。
例えば世界の映画祭への出展と、世界の演劇祭への参加では天と地の差がある。
或いは、話題になってから、面白いと言われてからのリバイバル上演でも差が出る。
舞台の良さがその場限りの刹那的表現だとすれば、映画はその逆の良さを持っている。
映画では試写会を開いて、口コミでの宣伝ができる。
演劇では幕があくまで、どんな舞台か知ることはできない。
同じ芝居でも、ソフトになった時の展開が全く違う。
だから、やる意義がある。セブンガールズという物語をもっと多くの人に届けることができる。

低予算で映画を作成する。
それは劇団の公演ととても似ている活動だと思う。
自主映画をサークル演劇だとすれば、低予算映画は映画界の劇団に近い。
そして、その低予算での製作が可能だということが今回の大きなメリットだと思う。
監督はいる。台本も改訂が必要とは言えある。それだけじゃない。
衣装もそろっている。稽古も演出もしているから撮影期間を短くできる。
一番コストがかかるキャストの出演料も、役者が揃っている。
17年の時間をかけて築いてきた信頼関係で、多くのプロスタッフに囲まれている。
だとすれば、劇場用映画にするために必要なもの・・・
プロの撮影スタッフ、プロの照明、プロの録音スタッフ、映画仕様の編集、そして、プロのセット。
そこに予算を集中できる。
今ある低予算映画よりも更にクオリティを上げたり、予算を削ることが可能ということだ。
劇団という形態が、小規模映画と似ているが故に相性がとても良い。

具体的に予算がどれだけ必要なのか。
セブンガールズを観劇してくれた映画プロデューサーに確認を取った。
監督も台本も役者も衣装も揃っていて、撮影期間も短く済む。
良い条件は揃ってるわけで、この条件でどのぐらいの費用が掛かるのかと。
もちろん、ピンキリだけど、宣伝費や上映にかかる経費も含めれば、
300~400万円ということだった。
自主映画ならもっと安く済むかもしれないけれど、劇場用ならそうなるとの事だった。

とても驚いた。
かつての映画の世界であればありえない予算だ。
いや、優秀なプロデューサだからこそ実現できる予算だとしてもだ。
劇団前方公演墳の東京芸術劇場の頃の製作費よりも低い。
とても信じられない。
他にも色々提案してくれたのだけれど、それは後日書く。

ただし、舞台と違うことがある。
舞台はチケット収入がある。
極端に言えば、チケット発売日の翌日から収入が入る。
そのまま製作費に予算として使える。
もちろん、そんな自転車操業じゃ、危なっかしくてマズいのだけれど。
とは言え、制作中に必要な経費が大きく違う。
映画は撮影して編集して、試写会をして、上映館が決まって、そこからしか収入が入らない。
つまり、撮影前に、この経費が必要になってくるということだ。

とは言え。
目標となる予算が決まった。
この予算を集めるために。

明日、劇団員のコンセンサスを取る。

きっときっと。
夢が現実の後押しをしてくれるだろう。
そう信じている。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 22:00| Comment(0) | 序章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする