2019年04月20日

テクノロジーの全ては主役になれない

横浜 シネマ・ジャックアンドベティのスケジュールを確認する。
大型連休で特殊な発表だけれど、週明けの水曜日には上映時間が出る予定。
あくまでも予定だから前後する可能性はあるけれどいよいよだ。
連休前に予定が出るのが嬉しい。

自分は昔から最新技術の結晶のような製品のカタログを読むのが好きだったりする。
カタログにあるスペックを見ては溜息をつく。
もちろんそれで自分が手にしたいからと言ってなんでもかんでも購入するわけではない。
はぁ、これがあればこんなことが出来るんだなぁ・・・なんて思うだけだ。
機材が必要な時も最高の物のカタログやらは目を通す。
その上で、コストパフォーマンスや実際に使用する範囲内で機材購入に踏み切る。
最高の物を知っているからこそ、今、必要なレベルがわかるのだと思っている。
オーバースペックを知っていれば、等身大の物がわかる。

実際に映画製作する時の多くの機材はレンタルだったりする。
特にシネマレンズと呼ばれる映画にしようするレンズはレンタルが普通なんじゃないだろうか?
個人が所有するには高価すぎるし、種類も多すぎる。
もちろん所有しているカメラマンもたくさんいるのだろうけれど、レンタルの場合も多いと思う。
何本かはやっぱり持っているのかもしれない。
日常的に触っていれば当然技術も上がるし機構の理解も深まるから。
スチール用のレンズとは、設計そのものが違ったりするから。

本気での映像製作をするとなれば当然色々と変わってくる。
セブンガールズは、プロの撮影スタッフが入ったし、撮影スタッフが機材を用意した。
シネマカメラにシネマレンズ、業務用のモニター。たくさんの照明機材、無線のマイク。クレーン。
当時はわからなかった機材もたくさんあった。
カメラ本体についている細かいケーブルや細かい機械の意味すら。
そういうことも基本から学ぼうとしている。
別に手に入れる予定があるわけでもなく。
なぜそれが必要だったのか、あれはなんだったのか?
基本的なことがわかっていないといかんなぁと思うから。

自分たちでもカメラは持っている。
三脚も、マイクも、照明も持っている。
ただどれも業務用というわけではなくて必要最小限のものだ。
これじゃね、ここまでしか出来ないんだよ。ということが理解できているかどうかだ。
スペックを知れば、そのスペックで出来ることがわかってくる。
例えば、スローモーションの撮影はかなり厳しかったりする。

ある程度、陽が落ちたり室内になれば映像にノイズが乗る。
その場合は、ノイジーでも問題ないような映像を目指す。
例えばWEBCMで、イメージカットのようなものを撮影するとなれば自然光しかありえない。
そういうことも理解していかないと出来ない。
手持ち風の映像であればノイジーでもピントが甘くても問題はないとか。
或いは、ローファイな映像を目指すなら、そこまで気にしないでもいいとか。
そういうことも学んでいく。
なんだったら古本屋に行ってまでだ。
それでもまるで知識が追い付いてこない。
覚えることが多すぎるし、蓄積されてきた膨大な技術の全ては入ってこない。
そういえば、いつだったかレールがないから台車で撮影を代用したこともあった。

映像で面白いなぁと思うのは、ローテクとハイテクが混在していることだ。
ものすごい・・・例えば洗濯ばさみのようなもので工夫していることなどもあったりして。
例えばセブンガールズでも高台からの撮影はものすごいローテクで実現していたりする。
一方ではクレーンで撮影して一方では肩乗せや、足場を創って。
そんなことが重なって、映像が出来ていく。

もう何十年も前の映画を観ても面白い作品はあって。
その頃にはなかった技術が今にはあるのだけれど。
その技術がなくても面白い作品はやっぱり面白い。
最先端を行く3D映画でヒットした作品が少ないように。
実際には最先端である必要性がない。
結局は人間の持つ魅力、演技を越える技術はないのかもしれないなんて思う。
CGでどんな景色を創ったって、松明と団扇の煙の方が効果的だったりするのだから。

WebCMを50本作る!と宣言した時は、自分で自分を呪いもしたのだけれど。
なんで、そんなことを思いついて、そしてそれを実行しているのかわからない時間帯も多かったのだけれど。
今になって、その理由が自分の中で見えてきた。
これを知るためなんだなぁというのがわかってきた。
完成の部分、技術の部分、出来ることを増やすこと、色々なことがわかってきた。
シンプルな映像、カット映像、反則的な映像、その他諸々。
その中で、この機材があればこういうの創るんだけどなぁとかも見えてきた。
撮影したい人間、演技というのも客観的に把握し始めた。
役者に伝える言葉のチョイスがどういうところから生まれてくるか源泉が見えてきた。

舞台よりもずっと逆算だ。
編集後の映像を想定して、撮影している。
役者はその編集後の映像のイメージを完全に伝え聞くことは不可能に近い。
それは監督の頭の中にしかなくて、とても言葉で説明できることじゃない。
どんな絵を狙っているのか、作品の中でどんなエッジにしたいのか、せいぜいそこまで。
映画が出来上がるまで、役者には想定できない部分が見えてきた。
まして最新の技術がわかれば、もっともっと想定できないのだ。

自分が製作した映像でも。
多分、役者はどんなふうに仕上がるか10%もわからなかったはずだ。
やって欲しいことは説明しても、そこまでは説明できない。
かと言って、役者だって何を欲しいか知りたいわけだから。
その意志疎通の道が見えるか見えないかは本当に大事だと思う。

あ!こうなるんだ!

役者であれば必ずそう思うはずで。
幸い監督と編集した時間があるから逆算も大分できるようになってきた。
また監督と作品を創りたいし、自分でも作品を創りたいなぁって思う。
まぁ、それはまた別の話だけれど。
逆に役者を経験していない映画監督はこの感覚がわからないかもしれない。
そういうことを想像するのも面白い。

カタログを観たり。
古本屋でレガシーな技術を読んでみたり。
こういう全てが芝居に繋がる。
うまく言えないけれど、その実感がある。

すごいなぁとどんどん思うのだよ。
最新の技術を知れば知るほど。
役者の持つ圧倒的にネイティブな肉体そのものを!!

まぁ、あと映像機材って高価すぎるね。まったく。


映画「セブンガールズ」
公式サイト:http://sevengirls.info/
2019/5/18~24
横浜 シネマ・ジャックアンドベティ:http://www.jackandbetty.net/cinema/detail/1928/
2019/4/30 18時
アルティカセブン 映画「セブンガールズ」応援感謝祭 http://sevengirls.info/2019/04/fanfes/

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2019年04月19日

全ての線が世界を覆う時

煌々と煌めく満月。
二日間ぐらいは満月と呼んでよい円を描く。
柔らかい月光とは違った刺すような光を放っていた。
ぼんやりと頭の中に浮かんできたのは笑顔。

何かが終わったような。
或いは何か新しいことが始まるような。
そんな夜だ。

上映まで一か月をきったタイミングで連絡が来る。
兜の緒を締め直さないとなと思う反面。
不思議なぐらい満月に当てられて。
今日という夜をしっくりと感じていた。
いつものように自分を奮い立たせるようなタイミングのはずなのだけれど。
ぼんやりとしているわけでもなく。
何か、感じなければいけないぞという声が聞こえてくる。

全てのことは繋がっている。
そう感じることが多くなった。
一見無関係のようなことだって。
どこかで繋がっていく。
繋がった糸が形を成す。
そしていつかやってくるその時。
ああ、今がその時だったかと思うような日。
それを知っている。

ふと思いつくようなことがあるじゃないか。
大抵の人は素通りしてしまうような簡単なアイデアが。
そこを素通りしないで自分なりの形にする。
ただのアイデアノートだったとしても。
それはいつかどこかに繋がっていく。
それでも、ついつい忙しさの中に零してしまったアイデアがあったはずで。
その零れ落ちたアイデアたちが澱のように重なっているんじゃないかとか思ってしまう。
繋がるはずの糸をいくつかどこかに置き去りにしているんじゃないかと思ってしまう。

バンドをやっている時はそれに注意していた。
日々の中で出てきたものを落とさないように。
発信し続けていればそれが出来る。
形にならないものも含めて。
そして実際にそれが今も線になって繋がっている。
一見関係のなさそうなことも、実際には繋がっている。
血となり骨となり肉になる。
そう言えば監督も、雑誌連載が大きかったなんて言っていたことがあった。
発信し続けることは、こぼさないこと。

月光は放射するように、光の線を描いていた。

自分だけではない。
たくさんの人の頭の上で光の線が広がっていく。
全ては繋がっているのだ。
例え見え方が違っていたとしても。
そこに月光はある。
知らないだけだ。忘れているだけだ。
月を見れば自分に光っていると思ってしまうだけだ。
誰にでも平等に公平に月光は降り注ぐ。
地球にいるのだから。

毎週色々なことが起きている。
今週末も予定があって。
これはなんだろう?
何が起きようとしているのだろう?
どこに繋がっているだろう?

目に見えなければ、形がわからなければ。
人は二つの反応をする。
ただただ不安になって怖くなることもある。
けれど楽しみでわくわくすることだってある。
同じわからないものへの反応なのになぜ正反対の反応があるのだろう?
好奇心があるから人は前に進めてきたけれど。
猜疑心がなければ人はとっくに絶滅していたかもしれない。
どちらも大事だけれど。
そのどちらとも違うような場所があると知る。
達観というには若すぎるけれど。
何か起きるのは知ってるぜとどこか腹の座ったような。
ああ、今日はこういう日か。
どうせ明日の自分は違うのだけれど。

開け。
自らの中のありとあらゆるセンサーを。
あの細い月光の線をも感じるほどに。

そっと撫でるように。
触れるのだ。

真の満月は今宵だ。


映画「セブンガールズ」
公式サイト:http://sevengirls.info/
2019/5/18~24
横浜 シネマ・ジャックアンドベティ:http://www.jackandbetty.net/cinema/detail/1928/
2019/4/30 18時
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2019年04月18日

元気ですか?

いよいよ横浜上映まで一か月になった。

残り40日で舞台「BEGINS of Sevengirls」の舞台映像を使用したWebCMにして。
残り30日はどうしようかなぁ、これかこれだなぁと思っていて。
一か月前というのもあって、ビデオレターというWebCMに決めた。

基本的に監督の制作するWebCMを中心にしながら。
それでは毎日更新にならないから自分もどんどんストックしていっている。
自分が製作する時は、基本的にダブルミーニング、トリプルミーニングになるようにしようと思っていて。
いくつかの複合的なテーマを組み合わせているのだけれど。
一か月前というタイミングなら、こんな二重性もいいかぁと思っていた。
自分はちょっと毒性の強いダブルミーニングが多いのだけれど。
たまには純粋な奴を。

友達からのビデオレター。
それを受け取った自分が映画に行こうと思う。
基本的にはそんなWebCMを創ろうと思いついた頃。
もちろん、いつもの出演者で製作しようと思っていたのだけれど。
ちょっとそれだけだとシンプルすぎるしなぁと思っていて。
ああ、それならともう一つの意味を重ねてみようと思った。
それは、本当に友達からのビデオレターをもらって編集するという事だった。
出演者たちのコメントでもう出演者が誰なのかはわかっているだろうと思うけれど。
劇団を知らない皆様には、
「ビデオレターを受け取った本人が映画が待ってる」と思う。
そういう作品に見えるように製作していった。
セブンガールズを知らない人には普通のビデオレターなCMになるように。

でも昔からの劇団を知ってくださっている皆様には別の意味も出てくる。
そこには、かつて劇団で役者として立っていた皆の顔が並んでいるから。
本当はあと何人か出る予定だったのだけれど、色々と諸事情も重なって。
30秒のCMの中にこんな皆が集まってくれた。
そう。
「元気ですか?」というビデオレターを見ている誰かの視点のCMでありながら。
昔から劇団を知っている皆様や、出演者たちへのメッセージにもなるようにしたかった。

それでここ数日間、連絡して、動画を送ってもらったりしてさ。
編集しているんだけれど。
バカだねぇ・・・。
自分で考えて企画して連絡して編集してるのに。
ちょっと気が緩むと目が潤んでしまう。
なんなのだろうねぇ、この気持ちは。
嬉しくて恥ずかしくて、ありがたくて。

たくさんのたくさんの、本当にたくさんの。
ここに集まってくれたみんなだけじゃなくて、もっともっとたくさんの。
色々なね。もう本当に色々なことがあって、その時々に色々なことを思って。
そういうことが繋がって繋がって、セブンガールズは出来上がってる。
自分なんか例えばどこかで会っても、恥ずかしくてそれほど喋れないんだけどさ。
なんだか、もう、思い出の中の色々がもう全部、やっぱりそこにあって。

もちろん皆のSNSなんかでこぼれてくる「現在」を見ては元気をもらっていて。
自分たちも皆に元気なんだ!ってことだけは伝わるといいなっていつも思っていて。

でもなんでだろ。
「元気ですか?」って一言なのに。
自分の心の中で「元気だよ」って答えていて。
そうやって答えているうちに本当に元気になっていくんだ。
質問なのに。
元気をもらってる。

思えば「セブンガールズ」だけじゃなくて。
自分たちが創ってきた作品は全てそこから生まれたんだと思う。
なぁ、元気かよ?
そんな質問が、なぜか元気になっていく。
元気になって、元気だぞ!って答えたくなっていく。
そんな作品。
テーマも時代背景もカラーも全然違う作品ばかりだけれど。
全部、目の前のお客様にそんな簡単な一言を伝えていたような気さえするよ。

この一か月前のWEBCMを観てくれた人が。
不思議と元気になってくれたらいいなぁ。
そして、懐かしい顔に出会った昔から知ってくれている人も喜んでくれたら。

お気付きだと思うけれど。
出演者たちにも言わないで企画を進めてきた。
出演者たちが皆、驚くだろうなぁって思って。

中にはお願いした一言だけじゃなくて。
皆へのメッセージも送ってくれたメンバーもいてさ。
それは後日、劇団のYoutubeにでもアップロードしようかなって思ってます。

さあ一か月前だ。
一人でも多くの人に観てもらって。
小さな小さな元気をいつの間にか受け取っていてもらえたら。
そう願っています。

元気です!!!


映画「セブンガールズ」
公式サイト:http://sevengirls.info/
2019/5/18~24
横浜 シネマ・ジャックアンドベティ:http://www.jackandbetty.net/cinema/detail/1928/
2019/4/30 18時
アルティカセブン 映画「セブンガールズ」応援感謝祭 http://sevengirls.info/2019/04/fanfes/

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